更新日:2026年10月28日。店舗・制度の条件は各項の告知日を併記しています。法的助言ではありません。

日本のアミューズメントポーカーは、街の遊び場と全国大会を結ぶ形で広がり、2020年代には動画・アプリ・企業の参入によって入口を増やしました。その一方、2026年には長年の店の営業終了や、現店舗でのポーカー営業を終える発表が続いています。繁栄の記録と、失われる席の両方をたどると、業界を一つの成長曲線で語ることの難しさが見えてきます。

身近な店と大会がつながり、動画・アプリが入口を広げました。2007年のアキバギルド、2011年開始のジャパンオープンポーカーツアー(JOPT)、2013年からの東京dePOKERを経て、2021年前後にはROOTSやサミーの「m」事業が登場します。

大会の拡大は続いてきましたが、減少した数字もあります。JOPTの年間エントリーは2019年9,060から2023年56,618へ増え、途中の2020年は減っています。Grand Finalのメイン大会は2025年4,525、2026年2,816でした。エントリーは延べ登録数で、実人数とは異なります。

2026年は閉店、営業形態の変更、新店の発表が重なっています。店舗を閉じることと、現店舗でのポーカー営業だけを終えること、コインの条件を変えることは区別が必要です。なんばの10月31日と池袋の11月30日は、記事更新時点では営業終了の予定です。

コインの利用条件はウェブコインの10月の変更点、店舗などで行う予選にあたるサテライトと選手契約はJOPTの2026年の参加・契約条件で詳しく読めます。店舗ごとの支払い終了と付与停止は店舗告知の一覧、風営法と賭博罪の整理はウェブコインリングの解説へ。大会の日程はJOPTガイドをご覧ください。

新宿の青梅街道を走る夜の車と街路灯
2014年3月22日の新宿、青梅街道の夜の交通です。街の風景で、ポーカー店舗を写した写真ではありません。写真:Martin Falbisoner/Wikimedia Commons、CC BY-SA 3.0。

2000年代、遊ぶ場所と大会がそれぞれ育ち始めた

日本のアミューズメントポーカーを、2020年代に突然現れた遊びとして見ると、その前から店や大会を支えてきた人たちが見えなくなります。現在の大きな会場や店舗アプリにつながる前には、アミューズメントカジノ、決まった曜日に集まるイベント、全国大会へ向かう予選がありました。歴史をたどると、店をつくる動きと、大会をつくる動きが少しずつ重なっています。

JOPTの公式沿革には、2006年12月のハンターサイト設立、2007年9月のアキバギルド開店、2011年9月のジャパンオープンポーカーツアー開始が記されています。会社、店、大会が順番に登場する年表です。現在の運営会社の設立年と、大会としての開始年は一致しません。長く続いている大会でも、運営する組織や会社の形は後から整えられることがあります。

アキバギルドの運営会社が2015年2月に出した発表は、2007年から営業する秋葉原のメイドカジノとして店を紹介しています。ブラックジャックやルーレットなどを備え、ポーカーでは海外の大会へ選手を送り出す取り組みも説明していました。ここで売っていた体験は、カードの強さを競うことだけではありません。ディーラーと会話し、カジノをイメージした空間で過ごすことも、店のコンセプトに含まれていました。

同じ発表は、一店舗の実績として累計入場20万人、月間入場2,500人、会員3万人を掲げています。数字は運営側の集計で、全国のポーカー人口ではありません。それでも、2015年の時点で、すでに長年の来店と会員の蓄積を事業の実績として示す店があったことは分かります。近年の動画やアプリだけを出発点にすると、こうした店舗の積み重ねが抜け落ちます。

初期の店には複数のゲームがあり、現在のポーカー専門店と同じ姿だったわけではありません。開店の年が分かっても、その日から現在と同じ内容のポーカー営業をしていたとまでは言えません。「日本で最初のポーカー店」という一つの称号を決めるより、当事者が何を提供し、そこからどの大会や店へ接続したかを見る方が、業態の変化を追いやすくなります。

海外への入口と、身近な遊び場をつなぐ

国内の店で始めた人が、全国大会を経て海外の舞台を目指す。後に広く見られるこの流れは、2010年代の発表にも表れています。2014年12月のJOPT事務局と日本ポーカー協会の発表は、大会を2011年から開催していると説明し、翌2015年2月のグランドファイナルを銀座のBAGUS PLACEで開くと告知しました。予選を勝ち抜いた選手が集まり、上位者はマカオやソウルの大会へ招待されるという案内です。

海外の大きな大会は、多くの初心者にとって距離も費用もある場所です。近所でルールを覚え、何度か遊び、予選に出て、次の大会へ進む仕組みがあれば、その遠い目標に日常の行動をつなげられます。これは参加経路の仕組みから読める役割です。実際に何人がこの経路で海外へ行ったか、何割が店に定着したかは、別の数字で確かめる必要があります。

当時の発表にある参加規模も、現在のエントリー表とそのまま比較はできません。2014年の数字にはオンライン予選が含まれています。一方、会場で決勝を戦う人数は別に示されています。国内でポーカーに触れる入口が、店舗の席数より広がり始めていたことは読み取れても、すべてを同じ会場の来場者として数えることはできません。

2010年代、専門店の外にもポーカーの席が広がる

普及の過程で注目したいのは、大きな専用店舗だけではありません。既存の娯楽施設にポーカーを持ち込む方法もありました。ハンターサイトの2016年2月の発表によると、「東京dePOKER」は2013年4月からバグースの協力で開催されています。発表時には渋谷、六本木、新宿などの会場と、決まった開催曜日・時刻が案内されていました。

普段からビリヤードやダーツで利用する場所に、ポーカーの時間が設けられる。初めての人が来店先を探すとき、知らない専門店へ入る場合とは入口が違います。一方、運営する側にも、専用の店を一から構える方法だけでなく、既存の場所でイベントを提供する選択肢が生まれます。どちらが安く、どちらが高収益だったかを示す比較資料はありませんが、遊ぶ場所の広げ方が一通りでなかったことは、この開催案内から分かります。

2015年にはアキバギルドが名古屋のフランチャイズ第1号店を発表し、2016年には東京dePOKERも運営ノウハウをまとめたフランチャイズ事業を案内しています。自分たちで一店舗を回す段階から、他の運営者にも店やイベントの仕組みを渡す段階へ進もうとしていました。2015年の名古屋について資料が知らせているのはプレオープンの予定であり、その一報だけから後年の営業や成功までを結論づけることはできません。

フランチャイズを募集することと、実際に加盟店が増え続けることも別です。ただ、募集の発表自体には、運営側が何を成長の機会と考えていたかが表れます。一つの街でできた接客、ディーラーの運営、大会への接続を、別の街でも使える事業として広げようとする発想です。2020年代の企業参入を見るときも、このような店舗運営の蓄積を踏まえる必要があります。

2021年前後、動画とアプリの先に実店舗が見えるようになった

2020年代に入ると、ポーカーを知る場所と遊ぶ場所の関係が変わってきます。海外のテーブルを動画で見て、スマートフォンでルールを覚え、実際の店へ行く。画面と実店舗を行き来する経路です。店で出会ってから大会を知る人だけでなく、大会や動画を先に見て、遊ぶ店を探す人も考える必要が出てきました。

POKER ROOMの開業時の発表は、ROOTS SHIBUYAが2021年6月に渋谷で開いたと伝えています。初心者でも居心地よく過ごせる場所を目指すという説明でした。開業日には後年の公式資料との違いがあるため、ここでは月まででたどります。大きな店ができたという事実に加え、ポーカーを初めて知る人に向けて、店の入口を説明することが事業の表側に置かれています。

この経路を具体的に伝えるのが、同社が2023年8月に掲載した来店者へのインタビューです。登場する人は、YouTubeでポーカーに興味を持ち、無料のアプリで遊び、その後2021年6月に初めてROOTSで対面のポーカーを経験したと話しています。初来店時は、ライブのマナーやポットの計算が気になったという内容です。

これは一人の経験です。全国の来店者の割合や、「動画が何人を店に連れてきたか」を測る調査ではありません。それでも、画面でルールを知っていることと、実際の卓で安心して遊べることの間に、違いがある様子を伝えています。対面ではチップを扱い、順番を待ち、ディーラーや他のプレイヤーとやり取りします。初心者向けの席は、その最初の不安を受け止める場にもなります。

ポーカーの情報に触れた人が増えても、近くに教えてもらえる席がなければ、実店舗の利用へはつながりません。逆に、店ができても、そこで何をするかが伝わらなければ初来店には結びつきません。動画、アプリ、初心者向けの席という組み合わせは、この両方の距離を縮める方法として理解できます。特定の動画だけを全国的なブームの唯一の原因に置く必要はありません。

プライズを軸にしない店舗体験も、早くから模索されていた

2022年4月のROOTSの代表レターは、3月末までのSeason.0 BETAを終え、新しい運営でプライズを提供しない方針を説明しました。ポーカーを国内のエンターテインメントとしてどう提供するか、という運営側の判断です。2026年の各種見直しより前から、勝った人に何を渡すかだけではない店舗づくりを考えていた例になります。

この方針は、他の店も同じ内容へ移ったという話ではありません。別々の事業者が、料金、滞在時間、ゲーム、飲食、記録の仕組みを組み合わせていました。プレイヤーが得られるものも、戦績、仲間との時間、大会への挑戦などで異なります。同じテキサスホールデムを扱っていても、店が約束する体験まで一種類だったわけではありません。

ROOTS OSAKAの2023年8月の開業案内は、この体験を大阪のなんばパークスへ広げています。初心者に教えるゲーム、初めての大会に向くルーキーズトーナメント、リングを分け、会話や飲食も含めて紹介しました。初心者から経験者まで、いきなり同じ遊び方を求めず、段階ごとに席を用意する設計です。

店舗の名前が全国に増えるだけで、遊びの文化が根づくわけではありません。最初の一回を受け止める席があり、次に参加できるゲームが分かり、通う理由ができる。その過程を店内で用意することも、業態の拡大を支えようとした取り組みでした。来店者の増加率や継続率は別途必要ですが、少なくとも事業者が何を提供しようとしていたかは、開業時の案内から追えます。

企業の参入は、出店だけでなく運営の仕組みにも及んだ

サミーは2021年6月、テキサスホールデムを軸にする「m」事業の開始を発表しました。スマートフォン向けアプリを中心に、情報を扱うポータルや目黒の店舗を計画する内容です。一つの発表の中に、画面で遊ぶこと、情報を得ること、対面で遊ぶことが並んでいます。

この発表日が、すべてのサービスの開始日ではありません。2025年のサミーの発表は、目黒店の開業を2021年8月、2店舗目の中洲を2025年6月と説明します。さらに同年7月にはフランチャイズオーナーの募集を始めました。最初の事業構想から数年をかけて、実店舗と他地域への展開を進めた例です。

2025年の発表は、目黒店の月間来客を2,000名としています。これはその時点で会社が示した一店舗の数字です。2021年の開業直後も同じ人数だったとは言えず、全国の需要の伸び率でもありません。企業の参入を評価するときには、アプリのダウンロード、月間の来客、実店舗の数、フランチャイズの募集を、それぞれ違う成果として見る必要があります。

DMMグループのWaitinglistが2023年12月に発表した参入は、別の方向でした。柱に置いたのはポータルと店舗管理システム、日本語で視聴できる動画などです。会社がポーカー事業へ入ることは、その会社の名前のポーカールームがすぐ開くことを意味しません。店を探す人と、店を運営する人の間にも事業の余地を見ていました。

空席や店舗の情報を探す仕組みと、店側が顧客を管理する仕組みは、店内のゲームそのものではありません。しかし、遊びたい人が店にたどり着き、店が次の来店につなげるには関係します。大会、動画、アプリ、店舗のほかに、それらを支える情報や運営の事業も生まれていたわけです。店舗の開閉だけでは、ポーカーを取り巻く事業のすべては数えられません。

一方、大きな企業の名前が出てきたことを、個店の経営が安定した証拠にするのも早計です。事業を始める発表、協業先が変わる発表、店舗を終える発表は、それぞれ別の意思決定です。後にGiGO六本木が閉じたことをもって、店舗管理や動画を含むすべての参入が失敗したと総括することもできません。何に投資し、何が続き、どこで運営を切り替えたかを追う必要があります。

FLIPSからGiGO POKERへ。協業の終了と、店の終了は違う

GiGOとPOKER ROOMの2024年1月の発表は、新宿歌舞伎町にFLIPSを3月5日に開くと案内しました。最大15台のポーカーテーブルに加え、ソファや個室、バーカウンターを備える計画です。ゲームセンター以外にも滞在できる遊び場を広げたいGiGOと、ポーカーの専門性を持つ会社が組む形でした。

その後、2025年3月のPOKER ROOMの発表は、同じ店をGiGO自身の運営へ移し、4月下旬にGiGO POKERとしてリニューアルする予定と説明しました。購入したチップと遊技で得たチップは引き続き使えるとも案内しています。協業するチームの役割が終わることと、その場所のポーカー営業が消えることは、ここでは別の出来事でした。

同年12月のGiGOの発表には、新宿のリニューアル、六本木の新店、単独店舗の出店が並びます。六本木は、面積を抑え、駅直結で気軽に遊べる業態として計画されました。同じブランドでも、大きな専用空間と、小さい面積を生かす店が構想されています。

この六本木が2026年7月に閉じた事実は、後半で詳しく扱います。開業計画と閉店告知をつなぐと、拡大を目指した事業にも短い期間で店舗構成を変える判断があったことが分かります。ただし、閉店理由は運営側が公表したフロア増床です。業態全体の失敗や、系列店すべての撤退という意味には広げられません。

大会の拡大、コインの変更、店舗の営業は別の動き

大会のエントリーが増えていても、近くの店が営業を続けるとは限りません。コインの新規付与が終わっても、すでに持っているコインの利用先までなくなるとは限りません。2026年には営業終了の告知と開業の発表が並んでいます。「業界が伸びているか」という一つの答えだけでは、来店先や残高の使い道は決められません。

数字も対象によって意味が違います。JOPTの年間エントリーは年間の大会参加の集計で、2025年の4,525や4,907は個別大会のエントリーです。20社49店舗はガイドラインに向けた運用点検を誓約した加盟の数、ベルバードの4卓は一店舗の設備数です。全国のポーカー店の数を示す数字ではなく、合計して市場の大きさを測ることもできません。

来店先の営業状況は、日付のある店舗の告知が手がかりになります。アカウント紹介に「オープン」「開催中」と残っていても、その後に閉店日を知らせた投稿があれば、紹介文だけで現在も営業しているとは判断できません。

図1

大会・コイン・店舗で異なる変化

大会はエントリー、コインは利用条件、店舗は個別の営業告知です。集計対象が異なるため、全国の店舗数の増減を示す図ではありません。

大会の規模

  • 2019年 年間9,060
  • 2020年 年間7,344(前年より少ない)
  • 2021年 14,521
  • 2022年 38,026
  • 2023年 56,618
  • 2025年GF Main 4,525、のべ5万人以上、127トーナメント
  • 2025年札幌#02 総エントリー4,907、Main 1,025

ウェブコインの範囲

  • 2023年6月22日 プレイヤー規約を制定
  • 2026年2月28日 一部リングの取り扱い終了
  • 2026年9月7日 店舗成績の新規付与を段階的に終了
  • 2026年10月1日10時 手数料と海外上限の案内
  • コイン自体の廃止日は、これらの投稿に記載なし

2026年の店舗告知

  • 2月22日 Loose新宿が閉業
  • 7月31日 GiGO六本木が閉店。新宿は継続
  • 8月11日開業をベルバード板橋大山が発表
  • 8月31日 River麻布十番が閉店
  • 10月18日閉店をJERRYS POKERが告知
  • 10月31日 なんばの現店舗ポーカー営業終了予定
  • 11月30日 池袋の現店舗ポーカー営業終了予定

年表

大会の開催実績、コインの規約と運用変更、店舗の営業日を日付順に並べました。将来の予定を述べた資料と、すでに終了した申請期間を区別すると、現在使える案内を読み取りやすくなります。

大会・コイン・店舗の主な出来事と公式発表
日付 主体 資料が言っていること
2007年9月 アキバギルド JOPT公式沿革に開店を記載。開店年と、ポーカーを始めた正確な日は区別する
2011年 JOPT協賛資料 2023年12月更新の資料が、初回開催の年として記載
2013年4月 東京dePOKER 2016年の事業者発表が、バグースと定期イベントを始めた時期として説明
2015年2月発表 アキバギルド フランチャイズ展開を発表し、名古屋の第1号店を3月7日にプレオープンする予定と案内
2019年 JOPT年間エントリー表 Total 9,060、Main 1,087、Side 7,973
2020年 JOPT年間エントリー表 Total 7,344、Main 1,216、Side 6,128。合計は前年より少ない
2021年6月・8月 ROOTS・m 渋谷にROOTSが開業。サミーは6月に事業開始を発表、後年の発表は目黒店の開業を8月と説明
2021年 JOPT年間エントリー表 Total 14,521、Main 2,798、Side 11,723
2022年 JOPT年間エントリー表 Total 38,026、Main 5,704、Side 32,322
2023年 JOPT年間エントリー表 Total 56,618、Main 6,065、Side 50,553。本文は5万を超えたとも書く
2023年6月22日 ポーカーギルド プレイヤー向けコイン規約を制定。提供者の名義はこの会社
2023年8月 ROOTS OSAKA なんばパークスの店の開業を案内
2023年12月8日更新 JOPT協賛資料 2024年は東京4回、大阪3回、札幌1回の計8回を開催予定、と書く。予定であり、2024年の結果表ではない
2023年12月19日 DMM・Waitinglist 店舗管理、ポータル、動画の事業へ参入を発表
2025年4月25日–5月6日 JOPT 2025 Grand Final ベルサール高田馬場。12日間、のべ5万人以上、トーナメント127、Main 4,525
2025年8月 JPBA 連盟の紹介ページは、令和7年8月に一般社団法人として設立したと書く
2025年8月21日 ポーカーギルド 加盟店向け規約の改訂日。2026年の手数料投稿より前
2025年8月22日 日本ポーカー連盟のリリース JPBAの設立日をこの日とし、その時点の団体概要に「登記申請中」と書く。代表理事は亀井翼
2025年9月12日–15日 JOPT 2025 Sapporo #02 サッポロファクトリーホール。総エントリー4,907、Main 1,025、トーナメント29
2025年11月4日 合同会社グローバルポイント pokerguild.jpのウェブサイト利用規約を制定。コイン規約とは別文書
2026年1月31日 JPBA リングの業界方針。最終更新は2026年2月13日。個別店の違反認定ではない
2026年2月3日 gameid 一部の風営法店のリングのウェブコインを2月28日で終え、運営者の「認定ルール」へ切り替える。トーナメントは当時変更なし
2026年2月7日 JOPT Tokyo #01と学生大会の一時期、グローバルポイント社のウェブコイン選手契約を使わなかった、と発表。暫定契約は2027年1月まで
2026年2月10日–7月10日 JOPT 暫定契約からウェブコイン方式への変換申請の受付期間。受付期間は終了しており、このページに延長の記載はない
2026年2月22日 Loose新宿 その日をもって急遽閉業
2026年4月16日 ポーカーギルドの規約 プライバシーポリシーの改定日。global-point.co.jpへの移転を案内。会社が同一であるとの説明はない
2026年4月24日–5月6日 JOPT 2026 Grand Final 13日間開催、延べ約4万人、Main 2,816エントリーを主催者が報告
2026年7月1日 GiGO POKER六本木 7月31日の営業で閉店すると告知。理由は同ビル1–3階のゲームセンター増床
2026年7月14日 gameid 8月1日10時から、事後の履行申請をシリーズ終了後3か月以内、大会につき1回にすると告知。事前申請は複数回のまま
2026年7月21日 警視庁 「賭博は犯罪です」の更新日。アミューズメントカジノのポーカーは原則として風営法2条1項5号の許可、と書く
2026年7月31日 GiGO POKER六本木 この営業で閉店。預けチップは無効。系列の新宿は継続、と7月1日の投稿とアカウント紹介が書く
2026年8月7日 JPBA 説明会資料。末尾は、警察庁の承認・認定ではない、と書く。10月末予定のガイドラインとは別文書
2026年8月10日 ベルバードアミューズメント 板橋大山店を翌日グランドオープンすると発表。Webコインは扱わない、と書く
2026年8月11日 ベルバードポーカー板橋大山店 開業日。新橋店に続く2店舗目、というリリース
2026年8月20日更新 JOPT 8月21日以降、店舗サテライトを通常の参加方法にする対象大会は、国内向けダイレクトバイインを設けない。一律廃止ではない、とも書く
2026年8月23日 River Poker麻布十番 8月31日で閉店すると告知。店舗ポイントは8月31日まで使える
2026年8月31日 River Poker麻布十番 閉店日。理由と後継店は、その投稿にない
2026年9月7日 gameid 店舗の遊技結果に基づく新規付与を、移行期間つきで段階的に終了。保有分の利用先は残す
2026年9月10日更新 JOPT Sapporo #02(9月18日以降)の対象イベントでダイレクトバイインを終了。2027 Tokyo #01向けの参加権利に額面も割引もない
2026年9月17日 gameid 10月1日午前10時以降の使用分から、手数料と海外上限を変える、と書く。変更前の料率は、その投稿にない
2026年10月1日 JPBAとPPCJ 店舗運用ガイドラインを10月末に公表する予定。加盟20社(49店舗)が点検の誓約を提出。適合の認定ではない、と投稿が書く
2026年10月1日 JERRYS POKER 10月18日で閉店すると告知。理由は書かない
2026年10月5日 JOPT 公式ルール v1.0の施行日
2026年10月9日 ポーカーアリーナなんば 事業形態の変更に伴い、10月31日で現店舗のポーカー営業を終了すると告知
2026年10月18日 JERRYS POKER 閉店日
2026年10月23日 ポーカーアリーナ池袋 11月30日で現店舗のポーカー営業を終了すると告知。今後は調整中
2026年10月23日 JPBA 警察庁の講話の報告。ガイドラインは10月31日公表予定。サイトの報告には、公表後の加盟店認証を予定する文がある。PR TIMESの本文には、その認証の文がない
2026年10月27日 両アリーナ 貯チップのコイン変換申請期限。10月9日と10月23日の投稿には時刻も、期限後の受付を約束する記載もない
2026年10月28日以降 両アリーナ 池袋は、その日に獲得したプライズに限りウェブコインを付与。なんばは付与しない
2026年10月31日予定 ポーカーアリーナなんば 現店舗のポーカー営業の終了日。会場全体の閉店とは書いていない
2026年11月30日予定 ポーカーアリーナ池袋 現店舗のポーカー営業の終了日。アカウント紹介は10月14日オープンのまま
2027年1月満了予定 JOPT Tokyo #01と学生大会の暫定選手契約の満了。2027 Tokyo #01向けは新しい参加権利

2019年から2023年の年間エントリー

JOPTが2023年12月8日に更新した協賛募集資料には、2019〜2023年の年間エントリーが掲載されています。Totalは合計、Mainはメイン大会、Sideはサイドイベントの登録数です。

JOPT協賛資料の年間エントリー。割合と前年差は表の整数から算出
年 Total Main Side Mainの割合 前年のTotalとの差
2019 9,060 1,087 7,973 12.0% 表の起点
2020 7,344 1,216 6,128 16.6% 1,716の減少
2021 14,521 2,798 11,723 19.3% 7,177の増加
2022 38,026 5,704 32,322 15.0% 23,505の増加
2023 56,618 6,065 50,553 10.7% 18,592の増加

TotalはMainとSideの合計です。TotalにMainやSideをさらに加えると、二重に数えることになります。

2020年は、合計とSideが減り、Mainだけが増えています。Mainは1,087から1,216で129の増加、Sideは7,973から6,128で1,845の減少、差引は1,716の減少です。割合では、Mainが12.0%から16.6%へ上がっています。合計が減った年に、Mainの割合だけが太くなった、という読み方がこの表からはできます。資料は、減少の理由を書いていません。

同じページには、「2011年の初回以降、開催を重ねるごとにエントリー数を増やし、2023年の年間エントリー数は5万を超えた」という説明があります。2023年の5万超えは56,618と一致します。ただし、年間合計は2020年に7,344へ減っているため、「毎年増加した」という意味では読めません。

増えた幅が大きいのは2021年以降です。2020年の7,344から2023年の56,618までは、差が49,274です。その内訳は、2021年の増加7,177、2022年の増加23,505、2023年の増加18,592です。絶対数でいちばん伸びている行はSideです。Sideは2021年の11,723から2023年の50,553まで、差が38,830です。Mainも2,798から6,065まで増えていますが、年間Totalに占める割合は2021年の19.3%から2023年の10.7%へ下がっています。規模の拡大は、Mainが年に一つ巨大化したというより、Sideのエントリーが年間の大半を占める形で起きています。

表の見出しはEntryです。同じ人が年内に何度も参加する場合、エントリー数と実人数は一致しません。ユニーク人数の注記もないため、9,060や56,618をそのまま国内のプレイヤー人口とみなすことはできません。

2024年について、同じ資料が書いているのは「東京4回・大阪3回・札幌1回の計8回を開催予定」という計画です。開催結果や年間エントリーの数字はありません。2023年までの実績と、2024年の予定は別の情報です。

会場欄には、新宿住友ビル三角広場、堂島リバーフォーラム、新宿住友ホール、東京ポートシティ竹芝ポートホールが並びます。開催実績として掲げられた会場で、全会場の一覧との記載はありません。2025年グランドファイナルは、別の主催者レポートがベルサール高田馬場での開催を伝えています。参加する大会の会場は、回ごとの案内で確かめる必要があります。

協賛資料のメディア欄には、公式サイトのユーザー数26万人、月間15万ビュー、男性70%・女性30%とあります。YouTubeはチャンネル登録者4,800人、2023年の視聴回数420万回。Xは月間400万インプレッション、8万エンゲージメント。Instagramはフォロワー2,400人、月間リーチ56万です。これらは主催者が示したメディアの利用・閲覧規模で、来店者数や国内のポーカープレイヤー人口の調査結果ではありません。

2025年のグランドファイナル

JOPT 2025 Grand Finalの主催者レポートは、会期を2025年4月25日から5月6日、会場を東京・ベルサール高田馬場としています。史上初の12日間、のべ5万人以上、トーナメント数127、協賛企業・協力店舗の合計38社と発表しています。「のべ5万人以上」は実人数とは書かれておらず、1日あたりの人数の記載もありません。年間のエントリー56,618とは単位も対象期間も異なります。

Main Eventは、Poker ChaseのOnline Day 1が5回、ベルサール高田馬場のLive Day 1が4回で、史上最多の4,525エントリー。優勝者はmkhopeです。一大会のMainが数千エントリーに達した実績ですが、2023年の年間Main 6,065とは集計範囲が違います。一大会と一年分を同じ規模として比較することはできません。

サイドでは、Poker Players Championshipが2,850エントリーで、このサイドとして最多。優勝したyamaは「#48 Mystery Bounty Sponsored by のむシリカ」でも優勝しています。Platinumの優勝者Kobaは、トーナメント初参加と紹介されています。Colossus Sponsored by Mission RunGoodは1,585、Whopper Stack Sponsored by BURGER KINGは1,000、New Star Championship Sponsored by Poker Chaseは518エントリーでした。これらは127トーナメントのうち個別の大会の数字で、2023年の年間Side 50,553とは対象が異なります。

協賛企業・協力店舗38社の内訳は、協賛企業25社と協力店舗13です。スポンサー冠トーナメントは12開催。協力店舗には高田馬場や神楽坂の飲食店が並んでおり、大会周辺でサービスを提供する提携先の一覧です。全国のアミューズメントポーカー店の名簿ではありません。

プライズも複数の形があります。ステンドグラストロフィーは127トーナメントのうち6つ。Whopperのトーナメントは優勝者にWhopper 1年分、合計1,300個、Colossusはチャンピオンリングと紹介されています。埋め込まれたKobaの投稿には「優勝賞金」という表現がありますが、レポート本文にあるのは「プライズで全国の小学校にポーカーテーブル配る」という言葉です。Main Eventの現金総額の公表とは異なります。2025年4–5月のレポートが紹介するトロフィーや物品の賞と、2026年の契約ページが説明する選手契約は、日付も文書も別です。

海外からの参戦プレイヤーは「過去最多」とされ、Andy Stacks、Michael Acevedo、Joe Stapletonが例示されています。人数や前年との比較値は記載されていません。また、小中学生限定トーナメントの開催も紹介されています。これは2025年の開催記録であり、現在参加できる年齢や条件は、参加する回の案内を確かめる必要があります。

2026年のグランドファイナルには、前年より少ないMainエントリー

拡大の歴史の先にある数字も見ておく必要があります。JOPT 2026 Grand Finalの公式レポートは、4月24日から5月6日の13日間、ベルサール高田馬場で開催し、延べ約4万人が参加したと報告しています。Main Eventは2,816エントリー。2025年の4,525より1,709少ない数字です。

開催日数は12日から13日へ増えましたが、Mainの登録数は減っています。この変化を、成長が続くという言葉だけで覆うことはできません。ただし、2025年はOnline Day 1が5回とLive Day 1が4回、2026年は計11回のDay 1とされ、入口の構成は同一ではありません。ここから求められるのは、このMainのエントリー数の変化です。国内全体で同じ割合の人がポーカーをやめたという意味にはなりません。

延べ来場も2025年の5万人以上と2026年の約4万人では違いがありますが、いずれも主催者発表の延べ人数です。個人を重複なく数えた人口調査ではありません。Mainとサイド、日ごとの来場を足し合わせて人数に戻すこともできません。大会の長期化、イベントの構成、参加登録、会場に来る人数は、それぞれ見るべき項目です。

一方、同年10月のJOPT 2026 Tokyo #03も、Main 2,493エントリーで開催されています。大きな大会の場が残ることと、前年の特定大会よりエントリーが減ることは、同時に起こります。街の店の閉店も、これとは別に追わなければなりません。

札幌にも広がった大型大会。2025年は4日間で4,907エントリー

JOPT 2025 Sapporo #02のレポートは、会期を2025年9月12日から15日、会場を北海道・サッポロファクトリーホールとしています。トーナメント数29、協賛企業・協力店舗の合計24社、4日間の総エントリーは過去最多の4,907、Main Eventは1,025で札幌開催として過去最大級、と書いています。優勝者はぴてん、名古屋からで、大型イベントは2度目、とあります。

4,907は、この4日間のエントリー合計です。グランドファイナルの「のべ5万人以上」とは単位が違い、2023年の年間56,618とも対象期間が異なります。札幌の4,907が年間合計より小さくても、それだけで年間の縮小を意味するわけではありません。

Mainの1,025は、グランドファイナルのMain 4,525より小さいです。同じ主催者でも、東京の12日間と札幌の4日間では、Mainの規模が違います。「史上最多」は、レポートが札幌開催として過去最大級と言っている範囲です。全JOPTのMainの最大が1,025だという意味にはなりません。全シリーズの最大としてレポートが「史上最多」と書いたMainは、グランドファイナルの4,525の方です。

ドリンクチケットの提携は、過去最多の19店舗、とあります。前回はサッポロファクトリー内で、今回はすすきの周辺と札幌駅周辺も使える、と書いています。19店舗の名簿は飲食とサウナ等であり、ポーカー店の店舗数ではありません。ステンドグラストロフィーは札幌初登場で、Good Game 1000の優勝はけん、ともあります。冠トーナメントの賞品には、レポートが「10万円相当の特別セット」と書くものがあります。これはそのサイドの賞の説明であり、Mainの賞金額ではありません。

レポート末尾には、次回のJOPT 2026 Sapporo #01を2026年2月20日から23日の4日間に開催予定とあります。これは2025年9月時点の予定で、2026年2月の結果を伝える数字ではありません。

ウェブコインの規約は2023年制定、2026年には利用範囲が変化

プレイヤー向けのコイン規約は2023年6月22日制定です。加盟店向けも同日制定で、改訂日は2025年8月21日。提供者の名義はポーカーギルド株式会社です。ページの表示が後に更新されていても、それが制度の開始日を示すわけではありません。規約には、2021年や2022年が導入年だという記述はありません。

JOPTの年間エントリーが大きく増えたのは、表では2021年以降です。コイン規約の制定日は、その後の2023年6月22日です。協賛資料にも規約にも、2019年から2022年の増加をウェブコインの効果だと説明する記述はありません。大会の拡大とコインの普及に、これらの資料だけで因果関係を認めることはできません。

2026年に入ってからの公式投稿は、コインの範囲を狭くしています。廃止日は書いていません。

2026年2月3日のgameidの投稿は、一部の風営法店で行われていたリングゲームのウェブコイン取り扱いを2026年2月28日で終え、運営者の「認定ルール」へ切り替えると案内しています。トーナメントは、この時点では従来どおりです。「認定」は運営者の表現で、行政の許可番号との説明はありません。同日のPDFの送り主は合同会社グローバルポイント / POKERWEB日本サポートデスクで、コイン規約のポーカーギルド株式会社とは文書上の名義が異なります。

2026年7月14日の投稿は、国内外の大会補助の履行申請を2026年8月1日午前10時から変更すると案内しています。事後申請は、大会(シリーズ)の終了日から3か月以内、大会につき1回。事前申請は複数回のままです。申請回数についての7月10日の告知は、7月11日に取り下げられ、7月14日に改めて案内されています。

2026年9月7日は、店舗での遊技結果に基づいて新たにウェブコインを付与する運用を、移行期間を設けたうえで段階的に終了する、と書いています。持っているウェブコインは、提携店舗、対象の国内ポーカー大会、対象の海外ポーカー大会で使える、としています。残高を一斉に無効にする文はありません。廃止日も、サービス終了日も、ありません。2月の「トーナメントは変更なし」は、2月3日時点の文です。9月7日の新規付与の終了まで含む文としては読めません。

2026年9月17日の投稿とその内訳は、2026年10月1日午前10時以降の使用分から、大会利用時の手数料と海外大会で利用できる補助額の上限を変更すると案内しています。投稿は「引き上げ」としていますが、記載されているのは変更後の数字です。変更前の料率と上限は記載されていないため、値上げ幅までは分かりません。

10月1日午前10時以降の変更後として読めるのは、次です。海外の事前・事後(渡航、宿泊、エントリー)は5%。国内の事前・事後(渡航と宿泊。エントリーはここに含まれない)は5%。海外の上限は、事前が1人200万円、大会ごとの合計が事前・事後・現地を合わせて1人500万円です。5%のまま変わらない、と投稿が分けているのは、提携店舗、国内の現地、海外の現地です。午前10時より前の使用は、それまでの条件のまま、とあります。

規約にあるクラブ送金の5%は、別の手数料です。100コインを送るのに105が必要と説明されています。規約の制定・改訂は2023年と2025年8月で、9月17日の投稿より前です。投稿には規約を改正したとの記述はありません。同じ5%でも、クラブ送金と大会利用では対象が違います。送金手数料を大会利用の旧料率とみなして、値上げ幅を計算することはできません。

図2

コインの取り扱いで、変わった条件と残る利用先

2026年の各投稿に記載された条件です。変更前の料率は9月17日の投稿に記載されていません。店舗ごとの取り扱いは、それぞれの告知によって異なります。

終了・変更が告知された運用

  • 一部の風営法店のリングのウェブコイン(2026年2月28日)
  • 店舗の遊技結果に基づく新規付与(9月7日、移行期間つきで段階的)
  • 10月1日10時以降、海外の事前・事後と国内の渡航・宿泊の手数料は5%。海外上限も変更
  • 事後の履行申請は、8月1日10時から、シリーズ終了後3か月・大会1回

残る、と書かれたもの

  • 保有コインは、提携店舗、対象の国内大会、対象の海外大会で使える(9月7日)
  • 2月3日時点では、トーナメントの取り扱いは従来どおり
  • 午前10時より前の使用は、それまでの条件
  • 提携店舗、国内現地、海外現地の5%は、9月17日の投稿が変更しないと分けた
  • 事前の履行申請は複数回のまま
  • コイン自体の廃止日は、これらの投稿にない

コイン規約、サイト規約、JOPTの案内で名義が異なる

コインの利用規約の提供者はポーカーギルド株式会社です。一方、pokerguild.jpのウェブサイト利用規約(2025年11月4日制定)は、サイトの運営者を合同会社グローバルポイントとしています。サイト規約とコイン規約は別文書です。JOPTの2026年2月7日の案内には「グローバルポイント社」、契約ページの相手方にはポーカーギルド株式会社とあります。コイン規約側は、2026年4月16日改定のプライバシーポリシーがglobal-point.co.jpへ移ったと案内していますが、これら三つの名義が同一の会社であるとの説明はありません。

ポーカーアリーナなんばと池袋の2026年10月の告知は、貯チップの変換申請前にポーカーギルドとの選手契約を求めています。2月のリング終了PDFの送り主とは名義が異なります。残高や契約の条件を確かめる際には、サービス名だけでまとめず、利用する手続きの文書と契約相手を照合する必要があります。

gameidの大会補助とJOPTの選手契約では上限の単位が違う

9月17日のgameidが書いた海外上限は、事前が1人200万円、大会ごとの合計が1人500万円です。国内の事前・事後にこの500万円を当てる文は、その内訳にはありません。

JOPTの契約ページは、別の数字です。海外の渡航・宿泊・エントリーの上限は月1,000万円。国内の渡航・宿泊は月100万円で、国内のPOKER WEB COIN送金には5%。国内エントリーはコインを直接使える、と書いています。プライズは、ポーカーギルド株式会社との選手契約であって賞金額ではなく、契約すると委託料に等しい額をPOKERWEB COINとして付与する、ともあります。当日会場での手続きは任意ですが、手続きをしない場合の保証はないとされています。固定の為替は、契約日のレートではなく、イベント前に案内する、とあります。

200万円、500万円、100万円、1,000万円は、二つの文書が異なる対象と期間について示した数字です。差し引いて一つの「実質上限」にする規定はありません。JOPTの契約ページには改定日も、9月17日の変更を引用する記述もないため、10月27日時点で閲覧できた内容が10月1日の変更を織り込んでいるかは、ページだけでは分かりません。

同じ契約ページは、FSTではPOKER WEB COINを使えないとしています。例外として挙げるのは、JOPT 2026 Tokyo #01、U-30 2026 WINTER、JOPT 2026 Fukuoka #01で得た選手契約です。Fukuoka #01でコインを受け取り未使用の人に限り、コインから選手契約への変更をLINEで受け付けるとの記載があり、この欄には締切日がありません。利用できる契約と申請条件は、コイン残高の有無だけでは決まりません。

JOPTの参加方法は2026年夏から段階的に変更

サテライト方針の最終更新は2026年8月20日です。店舗サテライトのチケットや権利を通常の参加方法にする対象大会は、2026年8月21日以降、国内プレイヤー向けのダイレクトバイインを設けない、と書いています。一律の廃止ではない、ともあります。理由として、店舗サテライトの参加資格が財産的価値のある賞品と評価される可能性を、主催者自身が書いています。旧チケットのうち Tokyo #03、Sapporo #02、Osaka #02 は、期限まで発行時の条件と1万円のサイド機能を保つ、という整理です。現行のサテライトシーズンは続きます。

参加権利の案内の最終更新は2026年9月10日です。JOPT 2026 Sapporo #02のMainと、Main Event Ticketを使える対象サイドでは、2026年9月18日以降、ダイレクトバイインが終了しています。これは2025年9月のSapporo #02の結果レポートとは別の回です。2025年のレポートは開催結果を伝え、2026年9月10日の案内は2026年の札幌大会に適用する参加方法の変更を伝えています。

2027 Tokyo #01向けの新しい「JOPT Main Event 参加権利」は、本人の参加権だけで、金銭的な額面がなく、1万円割引もなく、譲渡、売買、払戻し、ポイントへの交換ができません。発行済みの旧「JOPT Main Event Ticket」は、発行時の条件のままです。新しい権利が旧チケットの残高を無効にする、とは書いていません。

2026年2月7日の暫定契約の案内は、Tokyo #01と学生ポーカー選手権 U-30 2026 WINTERで結んだ、ジャパンオープンポーカーツアー株式会社との暫定契約を2027年1月まで有効としています。ウェブコイン方式への変換申請期間は2026年2月10日から7月10日までで、すでに終了しています。変換は本人の選択で、延長の記載はありません。受付終了と契約そのものの満了は別です。

同じ日の方針は、2026年初の暫定判断で Tokyo #01 と学生大会ではグローバルポイント社のウェブコイン選手契約を使わず、2026年2月10日の SPADIE 40th 以降はその方式へ戻す、と書いています。警視庁の注意を「主として風営法5号の店舗」とする文は、主催者の整理です。行政がSPADIE以降の方式を適法と認めた決定文ではありません。

公式ルール v1.0の施行日は2026年10月5日です。メインの参加費は会場と人件費の預かり、選手契約は任意とされ、賭博にあたると判断された場合に結果を無効にし得る旨があります。マナーページにも、参加費は預かりでありプライズの原資ではないと書かれています。年齢についてはルールとQ&Aの記載が一致していません。条項や参加条件の詳しい整理はJOPTの2026年の参加・契約条件で読めます。

図3

JOPTの参加方法に日付がついた順

ダイレクトバイインの一律廃止ではありません。旧チケットは、発行時の条件が残る、と主催者が書いています。

2026年8月21日以降

店舗サテライトを通常の参加方法にする対象大会は、国内向けのダイレクトバイインを設けない。対象外の大会まで含む文ではない。

2026年9月18日以降

2026 Sapporo #02のMainと、Main Event Ticketを使える対象サイドで、ダイレクトバイインを終了。2025年9月の札幌結果とは別の回。

2027 Tokyo #01向け

新しい参加権利。額面なし、1万円割引なし、譲渡と換金とポイント交換なし。旧チケットは発行時の条件のまま。

2026年の閉店と、現店舗でのポーカー営業終了

2026年の公式告知には、店舗全体の閉店、現店舗でのポーカー営業だけの終了、コイン条件の変更が混在しています。なんばと池袋の「ポーカー営業終了」は、Looseの「閉業」と同じ表現ではありません。同じ期間にはベルバードの開業発表もあります。来店や残高の利用を考えるときは、件数の多さより、自分が利用する店の終了範囲と日付が重要です。

コインの条件だけを変えた店や、支払い終了後も営業を続ける店、付与を止めて支払いは続ける店の案内は、店舗告知の一覧にあります。以下は、営業終了を知らせた店舗の投稿と、新店舗の開業リリースです。

Loose新宿は、告知の当日に閉めた

2026年2月22日の投稿は、Loose新宿店を「本日2/22をもちまして、急遽閉業」としています。閉業理由、最終営業の時刻、チップやコインの精算、後継店の記載はありません。アカウント紹介には、ポーカーバーLooseの二号店、歌舞伎町一番街のリング専門店、営業時間18時からLAST、決済は現金・poker web coin・クレジットカードとあります。「開催中」とも残っていますが、日付のある告知は2月22日の閉業です。紹介文にある決済手段が、閉業後の精算でも使えるという意味ではありません。

2月22日は、gameidが一部リングのウェブコイン取り扱いを終了するとした2月28日より前です。ただし、Looseの投稿には制度変更を閉業理由とする説明はありません。日付が近いことだけでは、理由は分かりません。

GiGO六本木は、系列の増床を理由に閉めた

2026年7月1日の投稿は、GiGO POKER六本木を2026年7月31日の営業で閉店すると発表しています。理由は、同じビルの1階から3階で展開するアミューズメント(ゲームセンター)のフロアの増床拡大です。閉店理由として、警察の命令やウェブコインの制度変更が挙げられているわけではありません。

預けたチップは2026年7月31日で無効になると案内されています。残ったチップの金品との交換、他店への持ち出しについても、店は法令により一切禁止されていると説明しています。残チップを別の店へ移せるという告知ではありません。

来場履歴のある客への案内は、系列の GiGO POKER新宿 で使える5,000ポイント(5,000円分相当)です。対象は、Waitinglistアプリで六本木のポーカーを遊技した履歴のある人、とあります。1ポイントは1円。1回の会計で使える上限は3,000ポイントです。付与は、閉店日以降、対象者のアプリ口座へ順次、とあります。ポイントの使える店として名前があるのは新宿です。7月1日の投稿には、新宿西口で同じポイントを使えるとの記載はありません。

アカウント紹介は、2026年7月31日で閉店したと書き、グループのGiGO POKER新宿とGiGO POKER新宿西口への来場を案内しています。六本木の閉店は、系列全体の営業終了ではありません。なお、7月1日の投稿では7月の感謝イベントを計画中とし、日程は後日知らせるとしています。この投稿自体では実施日は確定していません。

River麻布十番は8月31日閉店、ポイントも同日まで

2026年8月23日の投稿は、River Pokerを2026年8月31日で閉店すると発表しています。店舗ポイントは閉店日の8月31日まで使え、残っている人はそれまでに使い切るよう案内されています。閉店理由、後継店、チップのウェブコイン変換、ポーカーギルドとの契約についての記載はありません。ポイントを何に使えるかも、この投稿には書かれていません。

アカウント紹介に営業時間が残っていても、8月23日の告知は8月31日の閉店を伝えています。紹介文を、閉店後も来店できる案内と受け取らないよう注意が必要です。

夜の大阪メトロなんば駅の出入口
2019年2月1日、大阪メトロなんば駅の出入口です。街の風景で、ポーカー店舗を写した写真ではありません。写真:そらみみ/Wikimedia Commons、CC BY-SA 4.0。

なんばは、現店舗のポーカー営業を10月31日で終える

ポーカーアリーナなんばの2026年10月9日の投稿と同日の続きは、事業形態の変更に伴い、10月31日で現在の店舗のポーカー営業を終了すると発表しています。今後の展開は調整中で、決まり次第SNS等で知らせるとしています。移転先や再開日は書かれておらず、建物全体が10月31日に閉まるとの説明もありません。

貯チップのコイン変換申請期限は10月27日です。投稿には締切時刻も、期限後に受け付けるとの約束もありません。10月28日以降の営業ではウェブコインを付与しないとしています。池袋が同日以降も「その日のプライズ」に限って付与するとしているのとは条件が違います。トロフィー等の預かり品も、10月27日までを目安に引き取るよう案内されています。

チケットは3種類に分かれます。配布中のInvitationチケットは、対象トーナメントの開催日を変更し、変更後の日にも使える、とあります。入場料割引券とトーナメント割引券は、10月31日以降の利用を保証しない、とあります。今後、移転等でポーカー営業を再開する場合は、持っているチケットと割引券を引き続き使えるよう対応する予定、とあります。再開は予定の条件文であり、再開の決定ではありません。

変換申請には、Game IDで「PokerArena 難波」へのクラブ登録申請と、ポーカーギルドとの選手契約を済ませる条件がありました。申請は1人1回で、対象はコイン付与作業時点の貯チップ全額です。チップの有無や数量は、風営法に基づく営業管理のためLINEや電話では回答せず、店頭で確認できるとしています。申請先は公式LINEで、公式XのDMやリプライでは対応せず、フォームの文言を変えずに送るよう案内されています。これらは10月27日までの変換申請の条件です。

アカウント紹介には、南海難波駅から徒歩5分、国内最大級、6月に新規オープン、卓数10、平日14時から24時、土日祝12時から24時とあります。「国内最大級」は店舗自身の紹介表現です。紹介文の開業月だけでは開業年は確定できません。また、この営業時間は11月以降の営業を約束するものではありません。

池袋は11月30日にポーカー営業終了、付与条件はなんばと異なる

2026年10月23日の投稿は、11月30日をもって、現在の店舗でのポーカー営業を終了する、と書いています。今後は調整中です。なんばと同じく、会場全体の閉店とは書いていません。終了日は、なんばの10月31日より1か月遅いです。

貯チップのコイン変換申請期限は10月27日です。10月23日の投稿には時刻の記載がありません。10月13日の別投稿では、期限は10月27日の23時59分とされています。いずれも10月27日を過ぎた受付を約束していません。10月28日以降は、プライズを獲得したその日に限りウェブコインを付与するとしています。なんばの「10月28日以降は付与しない」とは異なる条件です。トロフィー等の預かり品は、10月27日までを目安に引き取るよう案内されています。

入場料割引券とトーナメント割引券は、現在の店舗でのポーカー営業終了後は使えない、とあります。なんばのような「Invitationは開催日を変えて使える」という段落は、池袋のこの投稿にはありません。移転後にチケットを引き継ぐ予定、という文もありません。

変換申請前の条件は、Game IDでの「PokerArena 池袋」へのクラブ登録と、ポーカーギルドとの選手契約でした。1人1回で、対象は付与作業時点の貯チップ全額です。残高は、風営法に基づく営業管理のためLINEや電話では回答せず、店頭で確認するとしています。個別の問い合わせは公式LINEでは受けず、来店してスタッフへ尋ねるよう案内されています。一方、変換申請そのものの送信先は公式LINEです。問い合わせと申請では窓口の扱いが異なります。これも10月27日までの申請に関する案内です。

アカウント紹介には、池袋駅から徒歩3分、10月14日オープン、毎日12時から24時、35番出口が近いと残っています。11月30日の営業終了は10月23日の投稿に記載されています。「池袋最安値」という紹介表現にも、比較した店舗や料金の一覧はありません。紹介文の10月14日には年がないため、2026年開業とは断定しません。ここで確認できるのは、2026年10月23日に現店舗のポーカー営業終了を告知したことです。

夜の池袋駅と周囲のビル
2010年7月の池袋駅の夜景です。街の風景で、ポーカー店舗を写した写真ではありません。写真:nattou/Wikimedia Commons、パブリックドメイン(ファイルページで著作者が権利を放棄する旨を記載)。

渋谷のOSKERは、9年間の営業を終えると告知した

渋谷POKER HOUSE OSKERの2026年9月11日の公式サイトには、9月の周年を節目に9年間の営業を終了するとする店主の告知があります。月末まで週末営業を行い、最後の来店を待つという内容です。長く続いた店の区切りであることは伝わりますが、赤字や制度変更を理由に挙げる説明はありません。

店が終わるという知らせには、大会の集計に表れない変化があります。いつもの曜日に会う人や、初めてルールを教わった場所を失う人もいるでしょう。ただし、その影響を具体的に語るには当事者の言葉が必要です。店主の告知は、9年の営業を終えることを伝える一方、具体的な理由には触れていません。

JERRYS POKERは10月18日閉店を告知

2026年10月1日の投稿は、JERRYS POKERを2026年10月18日で閉店すると発表しています。閉店理由、ポイントやウェブコインの扱い、後継店の記載はありません。「前店舗の開業以来」とあり、前の店舗から続く営業だったことが読み取れますが、前の住所や営業終了日はこの投稿にはありません。

10月1日は、JPBAがガイドラインと20社49店舗の誓約について投稿した日でもあります。ただし、JERRYSの告知には、その誓約やガイドラインを閉店理由とする説明はありません。

ベルバード板橋大山は8月11日開業を発表、Webコイン不使用の方針

営業終了の告知が続いた一方、同じ2026年に新店舗の開業もありました。株式会社ベルバードアミューズメントの2026年8月10日18時14分のリリースは、ベルバードポーカー板橋大山店を8月11日にグランドオープンすると発表しています。所在地は東京都板橋区大山東町58-1 福屋ビル4階、東武東上線大山駅から徒歩1分。ベルバードポーカー新橋店に続く2店舗目です。

営業時間は平日も土日祝も12時から23時、定休日なし、とあります。入場料は1日1,000円でドリンクバー付き。リングやトーナメントの参加料金は別、とあります。ポーカーテーブルは全4卓で、うち個室1卓。個室はディーラー1人とプレイヤー最大9人。バカラ・ブラックジャックのテーブルが1卓。ポーカー、バカラ、ブラックジャックは金銭を賭けないノーレート、とリリースが書いています。

初心者講習は、講習とリング体験を合わせて約90分、1人3,000円。初心者に付き添う経験者は何人でも無料、とあります。原則は事前予約で、空席があれば当日も受ける、とあります。18歳未満の利用時間には、法令および条例に基づく制限がある、とあります。何時から何時かは、このリリースのその文以上には書かれていません。

リリースは、金銭や換金可能な賞品を賭ける行為を認めないと明記しています。チップは現金や景品、Webコインをはじめとする電子的な価値への交換、売買、店舗外への持ち出し、譲渡を行わず、ゲーム結果が金銭的な利益につながる仕組みも設けないとしています。これは会社が発表した店舗の運用方針であり、行政による個別店舗の許可通知とは別です。

開業時には、オープンから1か月の初回来店で、同じ料金のリング用プレイチップを1.5倍にするキャンペーンが案内されました。4,000円は通常100BBが150BB、7,000円は通常200BBが300BB、10,000円は通常300BBが450BB。入場料は別です。このチップも現金、景品、Webコインへ交換できません。期間限定の開業案内で、10月以降も同じ倍率を保証する記載ではありません。

PR TIMESの会社欄では、運営は株式会社ベルバードアミューズメント、代表取締役は山本和生、本社は東京都港区新橋3丁目2番2号、資本金100万円、設立2024年5月、事業はアミューズメントポーカー店舗の運営とされています。本文にはグループとして株式会社ベルバードの名前もあります。

板橋大山店の開業は、なんばや池袋の終了告知を取り消すものではありません。2026年8月から11月には、開業と営業終了の両方の発表があります。「2店舗目」はベルバードの店舗展開の説明で、全国の店舗の増減を示す数字ではありません。

連盟は2025年8月にできて、2026年10月に点検を求めた

JPBAの紹介ページは、一般社団法人として令和7年8月に設立したとしています。日本ポーカー連盟の2025年8月28日のリリースでは、設立日は2025年8月22日で、当時の団体概要には「登記申請中」とあります。代表理事は亀井翼で、JOPTの運営に関わる人物として紹介されています。「登記申請中」は2025年8月28日時点の記載であり、2026年10月の登記状態を示すものではありません。

連盟は、2019年から2023年のエントリー増加の主体ではありません。増加の表はJOPTの協賛資料で、連盟の設立は2025年8月です。増加の原因を連盟の活動に読むことは、日付が合いません。

2026年10月1日の公式投稿は、一般社団法人日本ポーカー振興協議会(PPCJ)と共同で、「アミューズメントポーカー店舗運用ガイドライン」を本年10月末に公表する予定、と書いています。中心に置く禁止は三つです。偶然の勝敗によって財物または財産上の利益の得喪を争う行為。遊技の結果に応じた賞品の提供。チップの営業所外への持ち出し、他店利用、保管書面等の発行。賞品には、現金や物品のほか、飲食代やサービス料金に使えるポイント、店内通貨、参加料の免除や支払への充当に使えるチケットを含む、とあります。名称ではなく、実際の運用で判断する、とあります。

同じ投稿は、加盟20社(49店舗)がガイドライン公表に向けて運用の点検・見直しに取り組むと表明し、誓約書を提出したとしています。同意した店舗の名前は、添付画像と連盟サイトで案内されています。ただし、掲載は見直しの完了や、連盟による適法性・ガイドライン適合の認定・保証を意味しないとも明記されています。20社49店舗は誓約を出した加盟の数で、全国の店舗数や適合店の数ではありません。

10月23日の講話報告は、PR TIMESでガイドラインを10月31日公表予定としていますが、リリース本文には条文がありません。連盟サイトの報告には、公表後に基準を満たした加盟店舗を認証する制度を整備する予定との記述があり、認証店の名簿はありません。この認証制度の記述はPR TIMES本文にはなく、連盟サイト側の説明です。

8月7日の説明会資料は別のPDFです。末尾は、個別の企画や運用の適法性を判断または保証するものではなく、警察庁が承認・認定するものではない、と書いています。この説明会資料に、gameidの「認定ルール」が行政認定を受けたとの説明はありません。

2026年1月31日の業界方針(最終更新2026年2月13日)は、リングの注意を三つに整理しています。獲得チップを、店内で売る飲食物を含む賞品に交換する運用。チップを、そのままポイントとして交換・付与する運用。そのポイントが営業所外で共通利用できる運用。三つがそろうと、遊技結果と経済的価値が結びつき、警察の注意に抵触するおそれがある、というのがJPBAの整理です。個別の店を違反と認定した文書ではありません。

警視庁の「賭博は犯罪です」(更新日2026年7月21日)は、アミューズメントカジノ等と称してトランプとトランプ台で客にポーカー遊技をさせる営業は、原則として風営法第2条第1項第5号の許可が必要だとしています。警視庁は、こうした営業を風俗営業と位置づける前提は、行われる行為が賭博罪に当たらないことであるとも説明しています。利用者向けには、刑法第185条の50万円以下の罰金または科料、第186条第1項の常習賭博の3年以下の拘禁刑を引用しています。個別店舗の許可の有無を示すページではありません。制度と罰則の詳しい整理はウェブコインの10月の解説で読めます。

売上が増えても利益は減る。一社の開示が示す経営の一面

大会のエントリーや店舗の数から、店の採算までは分かりません。企業の開示に目を移すと、売上と利益が別の動きをする例があります。2026年5月21日のabcによる株式交換の開示には、対象会社の株式会社ボンドの業績が掲載されています。

株式会社ボンドの会社業績。単位は千円、開示資料5〜6ページ
決算期 売上高 営業利益
2023年8月期 65,503 581
2024年8月期 156,326 7,895
2025年8月期 226,602 1,644

2025年8月期は売上が増え、営業利益は前年より減っています。資料は広告宣伝費による一時的な利益減少と説明しています。これは会社全体の会計で、一店舗の利益率でも、国内業界の平均でもありません。親会社の連結損失を、個々のポーカー店の損失へ読み替えることもできません。

集客のために支出すれば、売上と利益の伸び方は一致しない場合があります。この開示から分かるのは、まさにそうした一社の実績です。店別の家賃、人件費、稼働率、飲食とゲームの売上内訳は、ここにはそろっていません。閉店した店にも同じ費用構造を当てはめ、「どこも経営が苦しかった」と広げることはできません。

それでも、繁栄という言葉を売上の増加だけで説明できないことは分かります。大きな会場が埋まること、日常の店に客が来ること、運営する会社に利益が残ることは、別々に確かめる必要があります。成長の途中でも運営形態や投資先は変わり得る。その変化を会社の説明に即して追うことが、撤退の背景を理解する一歩になります。

個別の営業終了から、全国の減少率は分からない

閉店の告知が並んでも、全国のポーカー店のうち何割が閉めたかは、これらの資料からは分かりません。店舗の定義と調査時点がそろった母数がないためです。JOPTの参加会場数、運用点検を誓約した49店舗、一企業の2店舗目という発表は、それぞれ対象が異なります。

20社49店舗は、JPBAが点検の誓約を受けた加盟の規模です。ベルバードの2店舗目と4卓は会社と店舗の規模で、なんばの10卓も一店舗の紹介情報です。これらを足して店舗総数にすることはできません。また、GiGOは六本木の閉店と新宿側の継続を案内しており、一店の閉店が系列全体の撤退を意味するわけでもありません。

プレイヤー人口についても、協賛資料のサイトユーザー26万人、YouTubeの2023年視聴回数420万回、年間エントリー56,618、グランドファイナルののべ5万人以上では、数える対象が違います。閲覧回数や延べ参加から国内の実人数を求めることはできません。

10月27日の申請期限と、10月・11月の営業終了予定

貯チップの変換期限とポーカー営業終了日は別です。大会側のサテライト方針は8月・9月にすでに変更されており、店舗側の10月27日の申請期限に合わせて切り替わる制度ではありません。以下は、10月27日までの各告知が示している日付です。

各告知が示す申請期限・営業終了日・契約満了
日 店舗側 大会・コイン側
10月27日 なんばと池袋の貯チップのコイン変換申請期限。期限後の受付を約束する記載はない。トロフィー等も同日までを目安に引き取り JOPTの暫定契約の変換申請期間(2月10日–7月10日)は、すでに終了
10月28日以降 池袋は、その日のプライズに限りウェブコインを付与。なんばは付与しない 9月7日の保有コインの利用先(提携店、対象の国内大会、対象の海外大会)は、この日に消えるとは書いていない
10月31日予定 なんばの現店舗のポーカー営業が終わる、と10月9日の投稿。割引券の利用は保証しない。Invitationは開催日を変えて使える、とある ガイドラインの公表予定日として、10月23日の案内がこの日を挙げている。27日のお知らせ一覧に、公表した記事はない
11月30日予定 池袋の現店舗のポーカー営業が終わる、と10月23日の投稿。割引券はその後使えない、とある この日をコインの廃止日とする記述は、gameidの各投稿にはない
2027年1月満了予定 なんば・池袋のポーカー営業終了日は、それぞれ10月31日・11月30日 Tokyo #01と学生大会の暫定選手契約の満了。2027 Tokyo #01向けは、額面のない新しい参加権利

10月28日以降になんばへ行く人と、11月に池袋のトーナメントへ出る人では、プライズの扱いが異なります。なんばはウェブコインを付与せず、10月31日で現店舗のポーカー営業を終了する予定です。池袋は11月30日の営業終了まで、当日獲得のプライズに限り付与するとしています。同じ「アリーナ」の屋号でも、付与条件を共通と考えることはできません。

JOPTの暫定契約は、変換申請の受付が終わっても契約そのものが直ちに失効するわけではありません。2月7日のページにある申請期間の終わりは7月10日、契約の満了は2027年1月です。変換しなかった人の契約が7月10日に消えるとの記述はありません。

JOPTの参加券も、店舗の営業日とは別に条件を確かめる必要があります。2026年8月21日以降の対象大会と、9月18日以降の2026年札幌の対象イベントでは、国内向けのダイレクトバイインが終了しています。旧「JOPT Main Event Ticket」は発行時の条件が残り、2027年向けの新しい参加権利には額面も1万円割引もありません。券の期限は発行時の案内と9月10日の参加権利ページにより、店舗の閉店日だけで決まるものではありません。

広がった遊び場の、何が残り何が失われるのか

2000年代のアミューズメントカジノ、2010年代の定期イベントと全国大会、2020年代の動画・アプリと実店舗。日本のポーカーは、異なる入口を増やしながら広がりました。店に入って初めて大会を知る人も、動画やアプリから対面の卓へ来る人もいます。初心者に教える席、定期的に会う仲間、大きな大会への挑戦という体験は、ポーカーが街の中に場所を持つことで提供されてきました。

その広がりの先に、2026年の終了告知があります。OSKERは9年の営業を終えると伝え、GiGO六本木は同じビルのフロア増床を理由に閉じました。なんばと池袋が発表したのは、現店舗でのポーカー営業終了です。理由も終了の範囲も同じではありませんが、利用していた場所がなくなる、または遊び方が変わるという点では、個々のプレイヤーにとって具体的な変化です。

大会にも、成長の記録と直近の減少が並びます。JOPTの年間エントリーは2021年以降の表で大きく増えましたが、Grand FinalのMainは2025年の4,525から2026年の2,816へ減りました。異なる参加経路の大会を、そのまま人口の増減には置き換えられません。それでも、拡大だけを取り上げ、減少した数字を省くことはできません。

ここから先に問われるのは、店が何を提供し、その体験をどう続けるかです。初心者講習、日常の交流、大会への参加、飲食や空間。それぞれの価値を示す事業は残っています。一方、コインや券の扱いが変われば、以前と同じ理由では通えなくなる人もいるでしょう。これは制度の変更から考えられる影響であり、来店者が実際に何人減ったかを示す調査結果ではありません。

大会と事業の拡大が繁栄の記録なら、失われる店舗や縮小する仕組みは衰退の具体的な姿です。全国一律にポーカーの需要が消えたとする材料はそろっていません。閉じる場所、続く大会、新しい店の方針を同じ時代の出来事として追うことで、ブームの熱量の後に何が残るのかを見ていく必要があります。

出典

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KEN

リサーチ・執筆

海外遠征9都市・国内145店舗・アジア130大会を全量調査ベースで継続取材。一次ソースと現地確認に基づく情報のみを掲載しています。編集方針・著者プロフィール

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