TOURNAMENT INTELLIGENCE

MAIN EVENT NLH World Championship

海外 WSOP 公式確認ベース
Entry$10,000
Starting60,000
Starting BB100BB
Level120分
Late Regデータ不足
Re-entryデータ不足
STRUCTURE PROFILE Standard 深さ ★★★☆☆
ITM枠率 データ不足 不明なPaid Placesは推測しません

100 EVENTS / STRUCTURE DATABASE

2026 World Series of Pokerの全イベントとStructureを確認

Buy-in、Starting Stack、Starting BB、Level時間、Blind Structureをイベントごとに確認できます。

全100イベント・Structureを見る

WSOP 2026完全ガイド|日程・会場・全イベントと日本人プレイヤー戦略

最終更新: 2026年8月11日
調査方法: WSOP公式・PokerNews・CardPlayer・poker.org・ANA/JAL公式・日本経済新聞・日本ポーカー連盟・Pexelsの公開情報をもとに構成(全100イベント・Main Event最終結果を反映済み)

結論から言うと、2026年WSOPに日本から参加するなら、「いつ行くか」「どのイベントに出るか」「いくら必要か」を先に決めるのが最重要です。会期は5月26日〜7月15日(Main Event決勝のみ8月3〜5日)、ブレスレットイベントは過去最多の100本。全部を追う必要はありません。

初参加でWSOPを体験したいなら #88 Gladiators of Poker($300)・#34 Colossus($500)・#1 Mini Mystery Millions($550) が現実的。中級者が本格的に勝負するなら #18 Monster Stack($1,500)・#50 Millionaire Maker($1,500)・#63 Mystery Millions($1,000)。世界選手権を狙うなら #82 Main Event($10,000) に合わせて7月上旬に渡航する形になります。

2026年は木原直哉さんが同一シリーズで2勝(Event #17・#23)して日本人初の通算3本目ブレスレットを獲得したほか、藤本浩士さん(#67)・荻田大輔さん(#72)も自身初のブレスレットを獲得し、日本勢はシリーズ通算4個のブレスレットを手にする活躍の年となりましたが、一般プレイヤーにとって重要なのは「どのイベントに出るか」と「いくら用意するか」。本記事は観戦ニュースではなく、参加判断に使える形でWSOP 2026を整理します(全100イベントとMain Event最終結果を反映済み)。

▶ 日本勢の全成績(ブレスレット4本の詳細・メインイベント入賞36人・サイドTOP3入賞11件・著名人の結果)はWSOP 2026 日本人結果まとめに集約しました。

光の軌跡が織りなす夜のラスベガスストリップ
ラスベガス・ストリップの夜景(Photo by Abhishek Navlakha from Pexels)

🏆 WSOP 2026 最終結果(8月11日更新)

Main EventはLucas Jumalonが9,208エントリーを制し、優勝賞金,000,000を獲得。2位Lauri Saaskilahti(,000,000)、3位Gregor Mueller(,750,000)でした。日本勢は木原直哉さん2勝、藤本浩士さん、荻田大輔さんの計4ブレスレットでシリーズを終了。日本人全成績はWSOP 2026 日本人結果まとめに集約しています。

📊 2026シリーズ確定値

全100ブレスレットイベントとMain Event決勝は終了。Main Eventは9,208エントリー、賞金総額,634,400。Lucas Jumalonが8月5日に世界王者となりました。本記事は確定日程・参加費・会場・渡航予算を残し、次回WSOP参加準備にも使える形で整理しています。

目的別おすすめイベント早見表

WSOPは全100イベント。まずは「自分の目的」から狙うイベントと時期を決めましょう。

目的狙うイベント時期向いている人
安くWSOPを体験#88 Gladiators $300 / #34 Colossus $500 / #1 Mini Mystery Millions $5505月末・6月中旬・7月上旬初参加・観光も兼ねる人
大型フィールドで一発狙い#50 Millionaire Maker $1,500 / #63 Mystery Millions $1,0006月中旬〜下旬夢のある大型NLHに出たい人
技術勝負で本格参戦#18 Monster Stack $1,5006月上旬ディープ構造で実力を出したい人
世界選手権に挑戦#82 Main Event $10,0007月2日〜本命としてWSOPに挑む人
ミックスゲーム派#60 Poker Players Championship $50K / HORSE / 8-Game系6月下旬NLH以外が得意な上級者
観戦・雰囲気重視#41 Super High Roller $250K / Main Event終盤6月中旬・8月上旬世界トッププロを見たい人

いつ行くべきか — 週別・渡航パターン別の狙い方

100イベントを全部追う必要はありません。週ごとの“テーマ”さえ掴めば、自分の予算・目的に合うタイミングが一目で分かります。まずはこの早見表で「いつ・何の週か」をつかみましょう。

期間今週のテーマ注目イベントこんな人におすすめ
第1週5/26-5/31🎬 開幕ウィーク#1 Mini Mystery Millions🆕 / #7 Heads-Up Championship / #11 GGMillion$ HR🆕安く開幕の熱気を味わいたい初参加(#1 $550・#10 $600)
第2週6/1-6/9🎯 腕試し&ハイローラー#16 U.S. Circuit Championship🆕 / #18 Monster Stack / #29 $50K HR中バイインで腰を据えたい人(Monster Stack $1,500)
第3週6/10-6/20🎉 お祭り&最高峰#34 Colossus $500 / #50 Millionaire Maker / #41 Super High Roller $250K(最高バイイン)/ #36 $100K HR低額の超大箱で一発/世界最高峰を観戦したい
第4週6/21-6/29♠ 名物ミックス&話題作#60 Poker Players Championship $50K(伝統の最高峰ミックス)/ #63 Mystery Millions $1K / #68 Ladies Championshipミックスゲーム派・話題性重視
第5週6/30-7/5👑 いよいよメイン#76 $100K PLO HR / #82 Main Event Day1A-1D(7/2-5)世界選手権($10K)に挑戦したい
第6週7/6-7/13🔥 メイン佳境&締め#88 Gladiators of Poker $300(最安級)/ #94 $10K 6-max / Main Event FT確定 7/13最安$300でブレスレットを狙う
最終週7/14-7/15🏁 フィナーレ#98-#100 フィナーレ+WSOP Circuit開幕締めの追い上げ・次戦の足がかり
Main Event決勝8/3-8/5📺 世界王者決定ESPNブレイクを挟んで再開、8/5にLucas Jumalonが優勝クライマックスを見届ける

Main Eventだけが8月にズレるのは、ESPN中継の盛り上げ期間を確保する近年の恒例フォーマットだ。

渡航パターン別の狙い方

「自分の休暇をいつ取るか」で選べるよう、代表的な渡航パターンに整理しました。

渡航パターン滞在時期狙うイベントコメント
最安体験型6月10日前後#34 Colossus $500安くWSOPを体験しやすい
王道NLH型6月17〜24日前後Millionaire Maker / Mystery Millions大型NLHを複数打てる
Main Event型7月1〜10日前後Main Event / Mini Main / Ultra Stack本命派向け
終盤低予算型7月5〜13日前後#88 Gladiators $300 / Ultra Stack $600低バイインで最後に参加
観戦型6月13日前後 or 8月3〜5日Super High Roller / Main Event決勝観戦目的ならここ

予算別モデル — 安く体験 / 本格参戦 / Main Event挑戦

WSOPはイベント選びの前に「総額いくら必要か」を掴むのが先決です。渡航・滞在費にバイイン予算を足した、ざっくりの総額目安がこちら(詳しい内訳は後述「費用の現実」)。

タイプ渡航・滞在バイイン予算総額の目安
観光+低バイイン数本約44万〜62万円45万円前後約90万〜120万円
本格参戦(中バイイン5-10本)約62万円前後100万〜200万円約150万〜260万円
Main Event挑戦約62万円以上Main Event込み 225万円前後約300万円前後

※ 円換算は2026年の円安・燃油サーチャージ確定額(往復約¥112,000)反映。為替・時期で変動します。

初参加で最低限やること

  1. ESTA取得(米国渡航に必須・有効2年)
  2. 航空券・宿泊の確保(ピーク期は本体価格が高騰。早めに)
  3. Caesars Rewards登録(無料・現地登録に必要)
  4. 出るイベントを3〜5本に絞る(上の早見表+注目イベントから)
  5. バイインとは別に滞在費・予備費を確保(予備50%が目安)

詳細は記事末尾の「初参加者のチェックリスト」を参照。

2026年WSOPの基本情報

日程・会場

項目内容
正式名称57th Annual World Series of Poker
開催期間2026年5月26日(火)〜 7月15日(水)
Main Event決勝2026年8月3日〜5日(20日のESPN番組ブレイクを挟んで再開)
会場Horseshoe Las Vegas & Paris Las Vegas(館内通路で直結)
ブレスレットイベント数100(過去最多)
WSOP Circuit2026年7月14日〜25日、18リングイベントが並行開催
WSOP Online5月30日〜7月14日、30ブレスレット/総保証$7M

2026年の3つの新設イベント

100本のうち、2026年シリーズで初めて導入される注目の新設イベントは以下の3つ。

  • #1 Mini Mystery Millions($550 NLH):シリーズ開幕イベント。ミステリーバウンティ形式と複数Day 1フライトで大量エントリを見込む。最高バウンティ$1M保証。
  • #11 GGMillion$ High Roller($10,000 NLH):WSOPの新設ハイローラー。ブランド冠の実ブレスレットイベントとして開催される。
  • #16 U.S. Circuit Championship($1,700 NLH):WSOP Paradiseで試験導入されたCircuit Championship形式をメインシリーズに逆輸入したイベント。

このほか、2026年はPLO(ポットリミットオマハ)系の拡充が特徴で、#53 Five-Card Pot-Limit Omaha($1,500)#91 Pick Your PLO($1,500・PLO/PLO8/5カードPLO/Big Oから選ぶディーラーズチョイス)、低予算層向けの #95 Summer Saver($500) も新設された。

Player of the Year(POY)リニューアル

2026年からPOYは総額 $1M相当 に拡張され、優勝者には WSOP Paradise 2026のバイイン込みパッケージ $100,000分 が授与される。100イベントすべてでポイントが付与されるため、シリーズ通して多数エントリする「グラインダー型」プレイヤーに有利な設計だ。

全100を見る前に|まず確認したい注目イベント10選

全100本から、日本人プレイヤー視点で特に注目すべき10本を選出した。

  1. #82 Main Event($10,000 NLH)/ 7月2日開始 — 世界チャンピオンを決める最高峰。詳細は後述。
  2. #34 Colossus($500 NLH)/ 6月10日 — 2015年の初開催時に22,374エントリで史上最大フィールドを樹立。毎年15,000人前後が参加する祭り的イベントで、2026年は全4フライトで16,269エントリ・賞金プール$6,751,635と本シリーズ最大の単独イベントとなった(優勝はJustin Smith〈米〉、賞金$550,000)。
  3. #50 Millionaire Maker($1,500 NLH)/ 6月17日 — 名前通り「ミリオネア製造機」。優勝賞金$1M超が長年の定番。
  4. #18 Monster Stack($1,500 NLH)/ 6月3日 — 超ディープスタック構造。スキルが報われやすく、研究派日本人プレイヤー向き。
  5. #63 Mystery Millions $1K / 6月23日 — バウンティの抽選で最大$1M当選チャンス。ギャンブル性と戦略性の融合。
  6. #60 Poker Players Championship $50K / 6月21日 — 9ゲーム混合の最高峰。ミックスゲーム熟達者のみが挑める聖域。
  7. #41 Super High Roller $250K / 6月13日 — 世界のトップ100が集結。観戦するだけでも価値あり。2026年はAdrian Mateos(スペイン)が優勝し賞金$4,334,411(41エントリ・賞金プール$10,045,000)と本シリーズ最高額バイインを制した。
  8. #68 Ladies Championship $1K / 6月25日 — 岡本詩菜さんが2024・2025年と連覇したイベント。2026年はSkye Chen(米)が優勝(賞金$194,630)し、岡本さんの3連覇はならなかった。
  9. #46 Seniors Championship $1K / 6月15日 — 50歳以上限定。フィールドの半数がレクリエーショナル層で、成熟層プレイヤーには狙い目。
  10. #88 Gladiators of Poker $300 / 7月8日 — シリーズ終盤に設定される大型NLHイベント。

全100ブレスレットイベント確定スケジュール(2026年版)

2026年シリーズの全100ブレスレットイベントの確定スケジュールは以下のとおり(Event番号・正式系統名・バイイン・開幕日。日付はマルチフライト制イベントではFlight A=初日)。🆕は2026年新設イベント、太字は本記事で注目イベントとして取り上げる大型イベント。

初期表示は開幕の #1〜#10。表の下の「全100件のイベントを表示」を押すと、同じ表の中に #11〜#100 が展開されます。

#イベントバイイン開幕
1Mini Mystery Millions(NLH)🆕$5505/26
2NLH 8-Handed$5,0005/26
3Industry Employees(NLH)$5005/27
4Omaha Hi-Lo 8 or Better$1,5005/27
5Pot-Limit Omaha$5,0005/28
6Seven Card Stud$1,5005/28
7Heads-Up Championship(NLH)$25,0005/29
8Badugi$1,5005/29
9Omaha Hi-Lo 8 or Better Championship$10,0005/30
10NLH Deepstack$6005/31
11GGMillion$ High Roller(NLH)🆕$10,0005/31
12No-Limit 2-7 Lowball Draw$1,5005/31
13NLH 6-Handed$1,5006/1
14Mixed: PLO Hi-Lo/Omaha Hi-Lo/Big O$1,5006/1
15Pot-Limit Omaha Deepstack$6006/2
16U.S. Circuit Championship(NLH)🆕$1,7006/2
17No-Limit 2-7 Lowball Draw Championship$10,0006/2
18Monster Stack(NLH)$1,5006/3
19NLH High Roller$25,0006/3
20Dealers Choice$1,5006/3
21Pot-Limit Omaha Hi-Lo 8 or Better$1,5006/4
22Big O$1,5006/5
23Seven Card Stud Championship$10,0006/5
24NLH High Roller 6-Handed$25,0006/6
25NLH Freezeout$5006/7
26No-Limit Hold’em$2,0006/7
27Dealers Choice Championship$10,0006/7
28NLH/PLO Mixed Deepstack$6006/8
29NLH High Roller$50,0006/8
30Limit Hold’em$1,5006/8
31NLH Super Turbo Bounty$1,5006/9
32No-Limit Hold’em$3,0006/9
33Pot-Limit Omaha Hi-Lo 8 or Better Championship$10,0006/9
34Colossus(NLH)(優勝: Justin Smith)$5006/10
35Pot-Limit Omaha$1,5006/10
36NLH High Roller$100,0006/10
37H.O.R.S.E.$1,5006/10
38Limit Hold’em Championship(7-Handed)$10,0006/11
39Seniors High Roller(NLH)$5,0006/12
40Razz$1,5006/12
41Super High Roller(NLH)$250,0006/13
42Big O Championship$10,0006/13
43NLH 8-Handed Deepstack$8006/14
44Super Turbo Bounty(NLH)$10,0006/14
45Mixed: Omaha Hi-Lo/Stud Hi-Lo$2,5006/14
46Seniors Championship(NLH)$1,0006/15
47High Roller Pot-Limit Omaha$25,0006/15
48Razz Championship$10,0006/15
49NLH Freezeout$2,5006/16
50Millionaire Maker(NLH)$1,5006/17
51Mystery Bounty(NLH)$10,0006/17
52Nine Game Mix$3,0006/17
53Five-Card Pot-Limit Omaha 🆕$1,5006/18
54H.O.R.S.E. Championship$10,0006/18
55High Roller Pot-Limit Omaha$50,0006/19
56NLH 6-Handed$3,0006/19
57Pot-Limit Omaha$1,0006/20
58Limit 2-7 Lowball Triple Draw$1,5006/20
59Salute to Warriors(NLH)$5006/21
60Poker Players Championship$50,0006/21
61Super Seniors(NLH)$1,0006/22
62No-Limit Hold’em$2,5006/22
63Mystery Millions(NLH)$1,0006/23
64High Roller PLO/NLH Mixed$25,0006/23
65NLH Freezeout$1,5006/23
66Tag Team(NLH)$1,000/組6/24
67Limit 2-7 Lowball Triple Draw Championship(優勝: 藤本浩士)$10,0006/24
68Ladies Championship(NLH)(優勝: Skye Chen)$1,0006/25
69Seven Card Stud Hi-Lo 8 or Better$1,5006/25
70Pot-Limit Omaha Championship$10,0006/26
71Mixed Big Bet(7-Handed)$2,5006/27
72Mini Main Event(NLH)(優勝: 荻田大輔)$1,0006/28
73NLH 6-Handed$5,0006/28
748-Game Mixed$1,5006/28
75Seven Card Stud Hi-Lo 8 or Better Championship$10,0006/29
76High Roller Pot-Limit Omaha$100,0006/30
77Mixed Triple Draw Lowball$2,5006/30
78NLH Deepstack Championship$6007/1
79NLH Freezeout$3,0007/1
808-Game Mixed Championship$10,0007/1
81Summer Celebration(NLH)$8007/2
82Main Event ★世界選手権$10,0007/2
83Double Board Bomb Pot PLO$1,5007/2
84Super Turbo Bounty(NLH)$5,0007/3
85No-Limit Hold’em$1,0007/4
86Ultra Stack(NLH)$6007/5
87Mystery Bounty Pot-Limit Omaha$1,0007/7
88Gladiators of Poker(NLH)$3007/8
89Mid-Stakes Championship(NLH)$3,0007/8
90NLH High Roller$50,0007/9
91Pick Your PLO 🆕$1,5007/9
92T.O.R.S.E.$3,0007/10
93The Closer(NLH)$1,5007/11
946-Handed Championship(NLH)$10,0007/11
95Summer Saver(NLH)🆕$5007/12
966-Handed Pot-Limit Omaha$3,0007/12
97High Roller H.O.R.S.E.$25,0007/13
98NLH Deepstack$8007/14
99NLH 8-Handed$5,0007/14
100Super Turbo(NLH)$1,0007/15

※マルチフライト制イベント(#1, #34, #50, #63など)の開幕日はFlight A初日。各イベントのLate Registration締切・最終構造シートはWSOP公式の個別イベントページで確認のこと。#82 Main EventのみDay 1A〜1D(7/2〜7/5)の4フライト構成で、決勝は8月3〜5日に延期開催される(後述)。

バイイン別イベント分布 — 自分の予算に合ったゾーンを見つける

2026年シリーズのバイイン分布は次のとおり。

バイインレンジイベント数主なイベント
$3001#88 Gladiators of Poker
$500-$80014Colossus / Mini Mystery Millions / Industry / Summer Celebration / Summer Saver 等
$1,000-$1,70035Millionaire Maker / Monster Stack / Mystery Millions $1K / Ladies / Seniors 等
$2,000-$5,000198-Handed / 6-Handed / Nine Game Mix / T.O.R.S.E. 等
$10,00018各種Championship / Main Event / Mystery Millions $10K 等
$25,0006Heads-Up / 6-Handed / PLO / H.O.R.S.E. HR 等
$50,0004Poker Players Championship / HR NLH / PLO 等
$100,0002#36 NLH HR / #76 PLO HR
$250,0001#41 Super High Roller(最高峰)
ポーカーチップの山
ポーカーチップの山(Photo by Nancho from Pexels)

プレイヤータイプ別の推奨ゾーン

  • 初参加・観光重視:$300 Gladiators、$500-$800 レンジ。バスト後も観光に回せる安全バンクロール。
  • 本格参戦・グラインド型:$1,000-$1,500 レンジを中心に5-10イベント。Colossus / Millionaire Maker / Monster Stack / Mystery Millions $1K の4本柱が費用対効果最高。
  • 上級者・ブレスレット狙い:Championship系($10K)に絞る。フィールドサイズが小さくICM局面が多く、スキルエッジが活きやすい。
  • ハイローラー:$25K以上のイベント群。ここは世界のトップ100が一堂に会する。

Main Event特集 — 世界チャンピオンへの道

Main EventだけがWSOPではありません。夢のある舞台ですが、初参加なら低〜中バイインのブレスレットイベントからでも十分にWSOPを満喫できます。下表で「自分の現実度」を確認してから挑戦先を決めましょう。

選択肢バイイン向いている人現実度
#88 Gladiators$300最安でブレスレットイベントを体験したい
#34 Colossus$500大型フィールドでWSOP感を味わいたい
#18 Monster Stack$1,500ディープ構造で実力を出したい
#50 Millionaire Maker$1,500大型賞金を狙いたい
#82 Main Event$10,000世界選手権に本気で挑みたい低〜中

基本情報

  • 正式名称: $10,000 No-Limit Hold’em World Championship(Event #82)
  • バイイン: $10,000
  • Day 1 フライト: 2026年7月2日(木)〜7月5日(日)の4日間(終了)
  • ファイナルテーブル確定: 7月13日(月)に確定済み(残り9名。チップリーダーはLucas Jumalon〈米・22歳、約1億9,400万チップ〉)
  • 決勝(ESPN生中継): 8月3日(月)〜8月5日(水)18:00(PT)開始、8月5日に2026年世界王者が決定。残り9名のファイナルテーブルを7月13日に確定させ、約3週間のブレイクを挟んでESPNがプライムタイムでライブ放送する「ディレイド・ファイナルテーブル」方式。2026年は2020年以来となるESPNの3夜連続ライブ放送が復活し、新設の約25,000平方フィート決勝アリーナ(16フィーチャーテーブル・大型LED)がお披露目される。実況陣はAli Nejad、Nick Schulman、Lon McEachern、Norman Chad、Maria Hoら。
  • エントリー: プレイヤーはDay 1A〜1Dのいずれか1フライトに参加し、バストした場合は後続フライトに再エントリー可能(各フライト1回)。Late Registrationの締切レベルは最終構造シートでWSOP公式が公表するため、出発前に要確認。

近年の規模

近年のMain Eventは6,000〜9,000エントリ規模で推移しており、賞金プールは$60M〜$90Mレンジ、優勝賞金は$10M前後で推移している。2026年は4 Day1フォーマットにより過去最大規模を更新する可能性もあり注目される。

日本人とMain Event

Main Eventは過去にも日本人プレイヤーが多数エントリしているが、2026年時点でも日本人のMain Event優勝者(ブレスレット獲得)はまだ出ていない。2026年は7月13日にファイナルテーブル(残り9名)が確定し、チップリーダーはLucas Jumalon(米・22歳、約1億9,400万チップ)。9名全員に最低$1,000,000が保証されているが、日本勢のファイナルテーブル進出はならなかった。2026年世界王者は8月3〜5日のESPN生中継で決定する。

Main Event参加の現実

$10,000 = 約150万円(2026年4月時点の円安レートで換算)を1回のトーナメントに投じる判断は大きい。渡航費と滞在費を含めた総予算は最低でも$3,000-$5,000(45万円-75万円)の追加コストを見込むべきだ。参加条件や登録方法は、出発前にWSOP公式情報で確認したい。

会場とアクセス

Horseshoe Las Vegas & Paris Las Vegas

Las Vegas Strip中央、Caesars系列の2棟で2022年から運営されている。館内通路で直結しており、タクシーや外気を浴びずに移動可能。

  • Horseshoe: 歴史あるBally’sを改装した2棟。Events Centerで決勝・ハイローラー・ブレスレットイベントが行われる。
  • Paris: フランスをテーマにした華やかなリゾート。Paris Ballroomが大型Day1フライトの主戦場。ピーク時は600テーブル以上が同時稼働する壮観な光景が広がる。

日本からのアクセス

ルート所要時間備考
HND-LAS直行約10時間JAL季節運航、要枠確認
NRT/HND-LAX-LAS約13時間ANA/JAL + Southwest/Spirit等、最も選択肢多
NRT-SFO/SEA-LAS約13-14時間時期により料金差あり

詳しい会場レイアウトや周辺ホテル比較は、シリーズ記事3「会場・ホテル完全比較編」で扱う。

参加フローと公式確認事項

現地登録に必要なもの

  1. 政府発行ID(パスポート。非米国籍者には必須)
  2. Caesars Rewardsカード(無料、カジノのロイヤリティカード。現地で即発行可)
  3. WSOP Player ID(初回はケージで登録)
  4. バイイン代金現金持参が原則・安全。決済手段の可否は時期・イベント・金額により異なるため、WSOP公式サイトで直前に確認のこと)
  5. 【非米国籍必須】W-8BEN書類(米国側での賞金税務関連書類、通常3年有効。詳細はシリーズ記事5「税務ガイド」で解説予定)

参加方法は3つ

  1. 事前登録: WSOP公式アプリまたは公式サイトの案内を確認。Caesars Rewards連携が必要になる場合がある。
  2. 現地ケージで直接登録: Horseshoe/Parisのケージで対面登録。開催日当日も可(ただし人気イベントはLate Registration終了時刻に注意)。
  3. 会場内関連企画: 開催期間中に会場内で関連トーナメントが設定される場合がある。対象イベント・受付条件は公式スケジュールで確認。

関連企画とオンライン情報の扱い

WSOPでは、現地会場内の関連トーナメントや、地域ごとに利用条件が異なるオンライン関連企画が告知される場合があります。本記事では、日本居住者向けにオンラインギャンブルサービスの参加手順・入金方法・費用面の案内は行いません。

  • 現地会場内企画: Horseshoe/Parisで開催される関連トーナメントは、WSOP公式スケジュールで確認。
  • 米国向け公式オンライン関連サービス: 米国の認可州など地域ごとに利用条件が異なる。日本居住者向けの利用案内は本記事では行わない。
  • 国際提携ブランド関連: WSOPとの提携イベントが発表される場合があるが、対象国・利用可否は時期と地域により異なる。最新情報は公式発表で確認。

日本から渡航する場合は、現地登録、本人確認、税務書類、支払方法、会場ルールを出発前に確認しておくことが重要です。

費用の現実 — 2026年は「航空券の値上がり」が最大の変動要因

WSOP渡航の総費用を考えるとき、2026年5月1日発券分からANA/JAL燃油サーチャージが正式に大幅引き上げられた点は必ず押さえておきたい最新動向だ。

ANA/JAL燃油サーチャージの2026年改定(確定)

2026年2月末以降の中東情勢悪化による原油価格急騰と円安を受け、ANA・JALは2026年4月20日に燃油サーチャージの大幅引き上げを正式発表し、2026年5月1日発券分から適用した。日本発北米路線(ラスベガス含む)は両社とも片道¥56,000・往復約¥112,000と、過去最高水準(直近の約2倍)に達している。WSOP 2026に渡航する場合、この水準が往復の固定コストとして上乗せされる。

発券時期日本発・北米路線 片道往復の燃油合計
2026年初頭(〜4月発券分)約¥29,000〜31,900約¥58,000〜64,000
2026年5月1日発券分〜(確定・適用中)¥56,000(ANA・JAL共通)約¥112,000

燃油サーチャージは2026年5月1日発券分から往復約¥112,000で確定・適用中で、2026年初頭(往復約¥58,000〜64,000)と比べ往復で約¥50,000前後の負担増となっている。Main Event狙いで渡航する場合、Buy-in $10,000 = 約150万円に対して数%の追加コストに相当する。燃油サーチャージは約2か月ごとに見直されるため、発券前に各社公式サイトで最新額を確認したい。

発券タイミングの考え方: 燃油サーチャージは5月1日発券分から既に高水準まで上がっているため、「早期発券で燃油を抑える」効果は2026年6月時点ではほぼ消えている。今後の節約余地は航空券本体価格の変動・ピーク時期(Main Event前後の7月初旬)の回避・マイル/特典航空券の活用に移っている。発券額は航空券価格やキャンペーンで変動するため、各自の旅程と予算に応じて判断してほしい。

2週間滞在の総費用試算

ポーカーバイイン・キャッシュ軍資金を除いた「渡航・滞在コスト」の概算は以下のとおり。

項目バジェット標準プレミアム
航空券(燃油約¥112,000込)¥280,000¥320,000¥500,000
宿泊14泊¥70,000¥140,000¥350,000
食費14日¥42,000¥70,000¥140,000
交通・通信・雑費¥48,000¥90,000¥170,000
渡航・滞在合計約¥440,000約¥620,000約¥1,160,000

これにポーカーバイイン予算(最低$3,000 ≒ 45万円、Main Event参戦なら$15,000 ≒ 225万円)が上乗せされる。

節約ポイント3つ

  1. ピーク期(Main Event前後の7月初旬)を避けて発券(燃油は5月発券分から往復約¥112,000で固定済み。今は本体価格とピーク回避が節約の鍵)
  2. 通信はahamo海外ローミング(月30GB込み、米国自動適用で実質追加費用ゼロ)
  3. 滞在14日以上ならMarriott Grand Chateau系の延泊ヴィラ + 自炊(ホテルの1/2のコスト)

日本人プレイヤー視点 — 2026年の注目ストーリー

【速報】木原直哉(Naoya Kihara)— 同一シリーズ2勝で日本人初の通算3本目ブレスレット

2026年6月、木原直哉さんがEvent #17「$10,000 No-Limit 2-7 Lowball Draw Championship」(賞金$428,923)に続き、わずか3日後のEvent #23「$10,000 Seven Card Stud Championship」(賞金$301,970)でも優勝。同一シリーズで$10,000チャンピオンシップを2本制し、通算3本目のWSOPブレスレットを獲得した。木原さんは2012年に $5,000 PLO 6-Handed を制して日本人初のWSOPブレスレットを獲得した選手で、それ以来14年ぶりの2本目(通算2本目)からわずか3日でもう1本を上乗せした形だ。これにより、岡本詩菜さん・鈴木隆太郎さんと並んでいた「日本人最多2本」を抜き、日本人初の通算3本ブレスレット保持者となった。連続するチャンピオンシップ制覇はWSOP史上6人目の快挙でもある。

この優勝は「chip and a chair」を地で行く大逆転劇だった。初日終盤にブラフがコールされ持ちチップがスモールブラインド1枚(実質1チップ)まで激減したが、そこからトリプルアップ・ダブルアップを繰り返して復活。198エントリ(総賞金プール $1,841,400)を勝ち抜き、ヘッズアップではDavid Lin(米)に対し6-5-3-2からの1枚ドローで「7」を引き当ててセブンロー(2-3-5-6-7)を完成させ、逆転で締めくくった。同イベントのファイナルテーブルには鈴木隆太郎さんも残り4位($139,038)と、日本人2名が最終卓に座る場面も生まれた(Phil Hellmuthは9位)。

続くEvent #23「$10,000 Seven Card Stud Championship」(130エントリ)では、ヘッズアップでJames Cheung(英、準優勝$201,308)を下して賞金$301,970と3本目のブレスレットを獲得。Event #17(2-7ローボール)からわずか3日でのチャンピオンシップ連覇で、ミックスゲーム・ドロー系を得意とする木原さんの強さが改めて示された形だ。

木原さんは北海道名寄市出身、東京大学理学部地球惑星物理学科卒という異色の経歴を持つ。2012〜2016年はPokerStarsのプロ契約選手として活動し、2022年には $50,000 Poker Players Championship で3位($639,257)に入るなど、混合ゲーム・ミックス系を得意とする。本人は優勝後「44歳でトーナメントからの引退も考えていたが、この勝利であと2〜3年は続けることにした」とコメントしている。

岡本詩菜(Shiina Okamoto)— Ladies Championship連覇の偉業

岡本詩菜さんは京都大学工学部建築学科卒業後、外資系投資銀行に10年勤務したのちプロプレイヤーへ転身した異色の経歴を持つ。2023年Ladies Championshipで準優勝、2024年は優勝($171,732・1,215エントリ、日本人女性初のWSOPブレスレット獲得)、2025年は連覇($184,094・フィールド史上最多1,368エントリ)を達成。同一イベント連覇はWSOP Ladies Championship史上初の快挙だ。3年連続ファイナルテーブル進出(2位→優勝→優勝)という記録も持ち、GTO Wizardアンバサダーとしても活動中。2026年もPokerNewsが過去王者の声として「三連覇(threepeat)」への期待を報じ、6月25日開催の#68 Ladies Championship($1,000)は日本人視点で最大の注目イベントとなった。同イベントはSkye Chen(米)が優勝(賞金$194,630)し、岡本さんの3連覇はならなかった(岡本さんの最終着順は本記事の一次ソースでは未確認)。

鈴木隆太郎(Ryutaro Suzuki)— 混合ゲームのスペシャリスト

鈴木隆太郎さんは2023年WSOPの$3,000 Nine Game Mixで、22歳で日本人として7人目のWSOPブレスレットを獲得。2025年には$3,000 T.O.R.S.E.(T.O.R.S.E.フォーマット初開催)で$273,386を獲得し2本目のブレスレットを手にした混合ゲームのスペシャリストだ。日本人で複数ブレスレットを保持するのは木原直哉さん(2026年に通算3本へ)・岡本詩菜さん・鈴木隆太郎さんの3人で、木原さんが単独最多の3本を持つ。出場する場合、2026年は#52 Nine Game Mix、#60 Poker Players Championship、#92 T.O.R.S.E.といった混合ゲーム系が得意領域となる。

三木陽介(Yosuke Miki)— ハイローラーで好成績

三木陽介さんは、世界トッププロが集うEvent #24「$25,000 High Roller 6-Handed No-Limit Hold’em」で4位入賞、賞金$421,718を獲得した(242エントリ・賞金プール$5,687,000)。優勝はロシアのArtur Martirosian($1,286,285)で、三木さんは4位でA-J対A-10の勝負に敗れて入賞を確定させた。$25Kのハイローラーで日本人がファイナルテーブル上位に残ったのは2026年シリーズの注目トピックの一つだ。

WSOP 2026 日本人成績トラッカー(2026年7月24日時点・シリーズ終了、Main Event決勝は8月3〜5日)

ラスベガス本戦で当サイトが一次ソース(WSOP.com・PokerNews・CardPlayer・poker.org等)で確認できた日本人の主な成績は以下のとおり。ブレスレット獲得・ファイナルテーブル進出を中心に、確認でき次第追記する。

選手イベント結果賞金
木原直哉#17 $10,000 NL 2-7 Lowball Draw Championship優勝(通算2本目)$428,923
鈴木隆太郎#17 $10,000 NL 2-7 Lowball Draw Championship4位(ファイナルテーブル)$139,038
木原直哉#23 $10,000 Seven Card Stud Championship優勝(通算3本目・日本人初の3冠)$301,970
三木陽介#24 $25,000 High Roller 6-Handed4位(ファイナルテーブル)$421,718
藤本浩士#67 $10,000 Limit 2-7 Lowball Triple Draw Championship優勝(自身初)$392,478
荻田大輔#72 $1,000 Mini Main Event優勝(自身初)$1,000,000

※ 岡本詩菜さんが3連覇を狙った #68 Ladies Championship(6月25日) は、Skye Chen(米)が優勝し3連覇はならなかった(岡本さんの最終着順は本記事の一次ソースでは未確認)。Main Event(#82)は7月13日にファイナルテーブル(残り9名)が確定し、決勝は8月3〜5日。日本勢のファイナルテーブル進出はなかった。上表は当サイトが一次ソースで確認できた主な成績。

歴代の日本人WSOPブレスレット獲得者

木原さんの2026年の2勝(通算3本目・日本人初の3冠)に加え、同年は藤本浩士さん・荻田大輔さんも自身初のブレスレットを獲得し、2026年だけで日本人が計4個のブレスレットを手にした。主な獲得者は以下のとおり。

選手イベント賞金
2012木原直哉#34 $5,000 PLO 6-Handed$512,029(日本人初)
2015中井孝浩#57 $1,000 NLH$399,039
2020石川翔麻WSOP Online $525 Super Turbo Bounty$117,650
2021池内一樹WSOP Online $1,000 NLH Championship$152,797
2021岡村元義#72 $1,500 Mixed NLH/PLO$209,716
2022中西翔太#60 $10,000 Short Deck$277,212
2023鈴木隆太郎#36 $3,000 Nine Game Mix$221,124
2023大矢雅志WSOP Paradise #9 $100,000 Ultra High Roller$2,940,000
2024岡本詩菜$1,000 Ladies Championship$171,732(女性初)
2025岡本詩菜#70 $1,000 Ladies Championship$184,094(史上初の連覇)
2025鈴木隆太郎#93 $3,000 T.O.R.S.E.$273,386
2026木原直哉#17 $10,000 NL 2-7 Lowball Draw$428,923(14年ぶり2本目)
2026木原直哉#23 $10,000 Seven Card Stud Championship$301,970(通算3本目・日本人初の3冠)
2026藤本浩士#67 $10,000 Limit 2-7 Lowball Triple Draw Championship$392,478(自身初)
2026荻田大輔#72 $1,000 Mini Main Event$1,000,000(自身初)

※ オンライン・WSOP Paradise(バハマ)開催分を含む。賞金額は各回の公式・一次ソースに基づく。

日本人プレイヤー推奨エントリー先

  • 初参戦: #88 Gladiators ($300)、Colossus ($500)、Mini Mystery Millions ($550)
  • 中堅: Millionaire Maker ($1,500)、Monster Stack ($1,500)、Mystery Millions $1K
  • 上級: $10K Championship系のうち得意種目、Main Event

日本人コミュニティ事情

  • 公式通訳サービスはWSOP側には用意されていない
  • TelegramやLINEグループで渡航組が情報交換するのが通例
  • Bellagio、Wynnの夕方キャッシュセッションで日本人プレイヤーに遭遇する機会が多い
  • 食事面では Spring Mountain Road(チャイナタウン) の日本食店群が救いの神。Ichiza(居酒屋)、Kyuramen(ラーメン)、J Gourmet Market(日本食スーパー)などが充実

補足:WSOPとは何か — なぜブレスレットが特別なのか

WSOP(World Series of Poker)は1970年にテキサスホールデム界の伝説 Benny Binion が創設したポーカーの世界最高峰大会だ。57年の歴史を持ち、ここで優勝すれば「ブレスレット(Bracelet)」と呼ばれる金の腕輪が授与される。ポーカー選手にとってブレスレット獲得は野球のワールドシリーズ制覇、テニスのグランドスラム制覇に匹敵する名誉であり、キャリアの評価を一段引き上げる。

WSOPの中核は Main Event($10,000 No-Limit Hold’em World Championship)で、これに勝つと「世界チャンピオン」のタイトルが与えられる。歴代王者には Doyle Brunson(1976年・77年)、Johnny Chan(1987年・88年)、Phil Hellmuth(1989年Main Event優勝、WSOPブレスレット最多保持者)、Chris Moneymaker(2003年の優勝でポーカーブームの火付け役)などが名を連ねる。

2020年以降、WSOPは会場をRio All-Suite Hotelからストリップ中央の Horseshoe & Paris 2棟体制に移し、物理的な規模と観客導線を一新。2022年・2023年に大幅リニューアルされたHorseshoe Events Centerが現在のMain Event決勝の舞台だ。

初参加者のチェックリスト

WSOP初挑戦を考えているなら、渡航前に以下8項目を必ず押さえておきたい。

  • パスポート有効期限(帰国日+6ヶ月以上推奨)
  • ESTA取得(有効期限2年、WSOP渡航には必須)
  • 航空券の早期確保(燃油は往復約¥112,000で確定済み。ピーク期は本体価格が高騰するため早めの確保が有効)
  • 宿泊予約(ピーク時は早めの確保が安全)
  • W-8BEN書類など税務関連の準備(現地ケージで初回作成、パスポート持参。詳細はシリーズ記事5「税務ガイド」で解説予定)
  • バンクロール管理:バイイン + 渡航・滞在費 + 予備50%
  • Caesars Rewardsカードの事前オンライン申請(現地でも可だが時短)
  • 通信手段(ahamo海外ローミング or eSIM)

海外ポーカー遠征全般の持ち物チェックリスト、マナー・ドレスコードについては、以下の既存記事を参考にしてほしい。

まとめ — WSOP 2026は「準備で勝負が決まる」大会

2026年のWSOPは過去最大の100イベント体制、Main Event決勝の8月延長、3本の新設イベント、POY賞金$1M拡張と、歴史的に見ても大きな転換点となる。一方で日本人プレイヤーにとっては燃油サーチャージが往復約¥112,000まで引き上げられた予算面の逆風もあり、早めの情報収集・予約と現実的なバンクロール設計が本戦でのパフォーマンスを左右する年になりそうだ。

本記事では全100イベントの俯瞰・基本情報・費用感まで総論を扱ったが、「具体的にどのイベントに出るべきか」「どのホテルに泊まるべきか」の詳細は、シリーズ記事で深掘りしていく予定だ。

関連記事(シリーズ全6本)

  1. 本記事: WSOP 2026完全ガイド(総論)
  2. 【準備中】WSOP 2026 個別イベント攻略編 — 全100イベント一覧+注目20本の詳細攻略
  3. 【準備中】WSOP 2026 会場・ホテル完全比較編 — Paris/Horseshoe詳細+徒歩圏17軒のホテル比較
  4. 【準備中】WSOP 2026 参加条件・会場内企画の確認ガイド
  5. 【準備中】WSOP 2026 税務ガイド(W-8BEN・IRS源泉徴収・日米租税条約)
  6. 【準備中】WSOP 2026 日本人のための渡航・現地動線

渡航準備の次のステップ

  • ポーカー遠征の持ち物を網羅【2026年版】海外ポーカー遠征の持ち物リスト完全ガイド
  • 通信はahamoで30GB込み:海外ローミング対応プランなら追加費用なしで現地データを利用可能
  • 航空券・ホテル予約:燃油は確定済みのため、ピーク期回避と本体価格の安いタイミングでの早期確保が有効

ポーカーの理解を深めたい場合は、公式ルール文書・大会公式サイト・用語集など一次情報に近い資料を参照することをおすすめします。

※本記事の情報は2026年7月24日時点の公表情報に基づきます(シリーズ閉幕、Main Event決勝のみ8月3〜5日)。全100ブレスレットイベントの確定スケジュール(WSOP公式・PokerNews)、シリーズ終了時点で確定した主要イベントの結果・規模、および2026年5月1日発券分から適用された燃油サーチャージ確定額(ANA・JAL公式)を反映しています。各イベントの最終構造シート・Late Registration締切・ホテル相場は出発直前に公式サイトで再確認してください。
画像提供: Pexels(Photo by Abhishek Navlakha, Nancho)

ポーカージャパンリサーチ 編集部

リサーチ・執筆

海外遠征9都市・国内145店舗・アジア130大会を全量調査ベースで継続取材。一次ソースと現地確認に基づく情報のみを掲載しています。編集方針著者プロフィール

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